森久紗『犬、ネコたちを捨てないで』
縁があったの 救わねば ならぬ。
縁があったの 救わねば ならぬ
徹夜だ 徹夜だ 天に祈って
村の 廃家に檻を置く
page 12
この本は自由詩集です。
短歌に近い形ですが、五七五七七の字数にこだわってはいません。
自由に歌っています。
著者は犬猫達を保護して二十数年。
現在犬30匹猫38匹と暮らしている方です。
三重県鳥羽水族館の応援で、木の実アクセサリーコーナーなども経営しておられます。
手を差しのべても のべても逃げる犬
もう少しで 幸せあげたのに
page 7
飢えて泣いている 猫哀れ
私の置いた餌箱を
投げて 捨ててる 人悲し
page 19
間に合った 間にあった 知らせを
聞いて シロ子ちゃん
やっと助けた 腕の中
page 24
せつない詩ばかりですが、ぜひ皆様にも読んで頂きたい詩集です。
これを読んでなお犬猫を捨てようとする人は鬼です。
私(サイト管理人)からもお願いします。
どうか、犬猫を捨てないでください。
犬猫も家族の一員です。
最後までお世話してあげてください。
老いても、病気になっても、見捨てないで、さいごまで介護してあげてください。
それでも、どうしてもやむを得ない事情で、どう頑張ってもどうしても飼えなくなったら、里親募集してください。
今はネットでも里親募集できます。
お願いします。
うちの猫たち、全員が野良猫・捨て猫出身です。
全員が、今は私の宝です。
でも、捨てられたまま、餓えて冷たくなっていく犬猫も多いのです。
多分死んでしまう子の方が、保護される子より、多いのです。
保健所/愛護センターに持ち込まれた動物たちも、多くは殺処分です。
特に猫は、救い出される子はわずか、殺処分されてしまう子の方がずっと多いのです。
そして、新しく犬か猫を迎える場合は、・・・
健康で愛らしい子犬・子猫ばかりでなく、
成犬・成猫や、ハンディのある子にも、目を向けてあげてください。
(2003.9.21)
※著作権法に配慮し、本の中見の画像はあえてボカシをいれております。ご了承ください。
『犬、ネコたちを捨てないで』
- 著:森久紗(もり ひさ)
- 出版社:文芸社
- 発行:2003年
- NDC:911.6 短歌集
- ISBN:4835563077
- 115ページ
- 登場ニャン物:多数
- 登場動物:犬多数