飯島正広『トラ 偉大なる密林の王者』

飯島正広『トラ 偉大なる密林の王者』

 

Newton Booksの写真集。

飯島氏の迫力ある写真の数々。

密林の王者・トラが、息を吹きかけられそうな近さで迫ってくる。
ぐわっと開けた口に光る鋭い牙。

お、歯石がほとんど付いていない綺麗な口だあ・・と、思わず見入ってしまうのは、愛猫の口内炎で悩まされている私の習性。

かと思うと、お腹を見せてゴロリと昼寝。
トラの親子。じゃれる子トラたち。

動物園のトラとは明らかに違う、野生のたくましさと厳しさがあふれている。

飯島正広『トラ 偉大なる密林の王者』

飯島正広『トラ 偉大なる密林の王者』

後半1/3は、トラの生態論や資料編である。

まず、トラ研究者たちからのレポート。
ヘマンダ・ミシュラ著「アジアの王者、トラを救え!」、
チャールズ・マクドゥーガル著「孤独な狩人の昼と夜」、
アルジャン・シン著「人とトラが共存する時代」。
研究者たちについては、下のプロフィールをご覧いただきたい。

飯島正広『トラ 偉大なる密林の王者』

野生のトラらしい写真。

それから、資料編。
「ネコ科の進化」「トラの仲間たち」「トラの8亜種とその分布」「トラの形態」、
いずれも見開き2ページずつで。

動物写真家と、トラ生態学者たちの、見応えも読み応えもある1冊である。

飯島正広『トラ 偉大なる密林の王者』

おちゃめな一枚も。

それにしても、トラって、なんて美しい生き物なんだろう!
このトラが絶滅寸前とは・・・なんとかならないものなのか!!

(2008.8.19.)

飯島正広『トラ 偉大なる密林の王者』

トラたちの悲しい歴史。

飯島正広『トラ 偉大なる密林の王者』

飯島正広『トラ 偉大なる密林の王者』

 

※著作権法に配慮し、本の中見の画像はあえてボカシをいれております。ご了承ください。

 

『トラ 偉大なる密林の王者』
Newton Books

  • 著:飯島正広(いいじま まさひろ)
  • 訳:姓名(ひらがな)
  • 出版社:教育社
  • 発行:1986年
  • NDC:489.53(哺乳類・ネコ科)
  • ISBN:4315502286 9784315502282
  • 155ページ
  • カラー
  • 登場ニャン物:野生のトラたち
  • 登場動物:

 

著者について

飯島正広(いいじま まさひろ)

東京都生まれ。日本写真家協会会員。動物写真家として、広くアジアをフィールドに、野生動物の生態写真を撮影している。これまでイノシシ、インドサイ、ツキノワグマなど日本をはじめアジアの野生動物の生態写真を多く発表している。

ヘマンタ・ミシュラ(Hemanta Mishra)

1945年、ネパール生まれ。ネパール王国政府環境庁首席研究官。“トラ作戦”最高責任者。マヘンドラ国王記念自然保護団事務局長。『トラとそのえさ動物であるシカ類との生態学的関係』の論文で、イギリス・エジンバラ大学より理学博士の学位を取得。

チャールズ・マクドゥーガル(Charles McDougal)

1930年、アメリカ・コロラド州生まれ。ニューメキシコ大学理学部で博士号を取得後、インド、ネパールで人類学の研究に取り組む。1972年、ネパールのロイヤル・チタワン国立公園のタイガートップス・ジャングルロッジの主任研究員となり、現在に至る。

アルジャン・シン(Arjan Singh)

1917年、インド生まれ。故インディラ・ガンジー首相の強力な支持を得て、トラの保護活動を進めてきた。現在はインド北部のドゥドワ国立公園内の研究施設タイガーヘブンの主任研究員。1976年、世界野生生物基金よりゴールドメダルを授与される。

(著者プロフィールは本著からの抜粋です。)


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飯島正広『トラ 偉大なる密林の王者』

8.5

トラ度

9.9/10

面白さ

6.5/10

画像

9.5/10

猫好きさんへお勧め度

8.0/10

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