『猫のための家づくり』
建築知識特別編集。「猫も人も幸せになる住まいのつくり方、教えます。」
爪とぎ、スプレー、脱走、粗相・・・
その原因は住まいにあった!猫が居心地のよい住宅をつくれば、猫の困った行動もなくなり、猫も人間も快適に暮らせます。
カバー帯
「猫ファースト」の住まいづくりを心掛けることで猫だけでなく、そこに住む家族の満足度も上がることになります。
では、「猫が居心地のよい住宅」とは何でしょうか?残念ながら猫には聞けません。そこで、本書では「猫が居心地のよい住宅」のヒントとなるように、動物行動学者やベテラン設計者の地検をとりいれて、猫にとって必要な住宅の機能や備えを紹介するとともに、猫の習性や生態などを幅広く解説しています。
はじめに
この本では、完全室内飼育を大前提に、さまざまな住宅が紹介されています。
まずは猫にとってストレスのない設計を。
壁にはキャットステップにキャットウォーク。
吹き抜けを活用して猫の「高い所から眺めたい」本能を満足させるたり。
中庭やサンルームをつくったり。
その一方で、猫を危険から遠ざけやすいように。
キッチンの火、お風呂の水。
洗濯機に入り込んでしまう猫だっています。
生活圏をうまく仕切って、猫を入れない工夫が必要です。
猫好きにとっては、実に楽しい一冊です。
これから、猫と一緒にすむ家を建てる人には必読の書。
わくわくするようなヒントが満載です。
また、家を建てる予定が皆無の人であっても、
「あ、いいな、こんな家!」
「うちの子とこの家にに住んでいたら?」
など、ニヤニヤしながら、夢見ることができるでしょう。
私が欲しいのは、やっぱり、広い中庭がある大きな家かな。
いえ、居住部分はそれほど広くなくてよいのです。
安全で広くて好きなだけ日向ぼっこができる、大きな中庭と、それをぐるりと囲む部屋、あるいは回廊、そんな設計に憧れます。
・・・宝くじでが大当たりしないかぎり、あくまで「憧れ」ですけど(汗)。
【この本について、すみれ様より以下のご指摘がありましたので追記します】
『注意点をひとつ。キャットウォークの例が多くありますが、うちは吹き抜けの高い所から落下した坊主が過去何匹もおり、ドアスペーサーから落ちて骨折したちびぱくの例もあるので、あまり高い所にキャットウォーク作るのは危険だと思います。仲が悪いとそんな場所でも喧嘩して落ちることもありますから。』
※著作権法に配慮し、本の中見の画像はあえてボカシをいれております。ご了承ください。
『猫のための家づくり』
建築知識特別編集
- 出版社:エクスナレッジ
- 発行:2017年
- NDC:527(住居建築)
- ISBN:9784767823751
- 191ページ
- カラー
- 登場ニャン物:多数
- 登場動物:-
目次(抜粋)
はじめに
1 猫も人も気持ちよく暮らすには(
住まいの基本―しつけしやすい住まいとは?
間取り―基本は「完全室内飼育」とする
玄関―猫に外の世界を教えてはならぬ!
ほか
2 猫が楽しめる・安心できる空間づくり
キャットウォーク1―安全・安心が大前提
キャットウォーク2―猫とより親密になるために
キャットウォーク3―使いやすさと楽しさがほしい
ほか
3 知っておきたい猫知識
体の不思議―なんとも不思議な猫の体
身体能力―驚き!猫の優れた身体能力
生活リズム―崩してはならぬ猫の時間軸
ほか
作品・写真クレジット
著者・監修者プロフィール