『ペットがガンになってしまったら』

『ペットがガンになってしまったら』

 

副題『犬・ねこに負担をかけないガン治療法を選ぶ』。

この本の目的は、「はじめに」のタイトルにすべて集約されている。

動物のことを第一に考えたガン治療法を選んでください

犬猫の長寿化に伴い、ガンに罹患する犬猫が増えた。
あなたの愛犬愛猫も、いつガン宣告されるかわからない。

犬や猫はこのこと(ガン宣告)をどのように受け止めているかおわかりになりますか。あなたが感じていること、考えていることをそのまま感じ取ります。ですから、いつも飼い主は冷静に対処しないとダメなのです。
(p.3)

『ペットがガンになってしまったら』

『ペットがガンになってしまったら』

それには、まず、ガンという病気をよく理解すること。
ガン治療には、ガンを攻撃するような苦しい治療法だけでなく、ガンとの共存という選択肢もあることを知ること。

いかに動物たちの生活の質を保ちながら、ガン治療を行うか。飼い主は、このことを第一に考えていただきたいと思います。
(p.4)

外科手術、放射線療法、抗がん剤。
それらは人間だって苦しいもの。
まして、なぜそんなことをされるのか、どういう目的で行われるのか、言葉を理解しない動物たちにとって、苦しい治療を続けることに、どれだけの意義があるのか。

ターミナルケア(終末治療)という言葉があります。動物はみんな家族・家が大好きです。私たちは最終的には在宅看護ができる治療法が一番だと思っています。
(p.5)

ガンを切り取ったり化学薬品で攻撃したりするのではなく、栄養療法その他を用いて、生命体のエネルギーを高め、その子が本来持っている「ガンと闘う力」を引き出し強化し、ガンとうまく共存させる。

たしかに、動物たちにとっては、その方が良いように思われる。
犬はもちろん、まして猫にとって、見知らぬ場所に入院させられたり、手術されたり、まずい薬を飲まされたりの毎日は、苦痛でしかないだろう。
それでガンが完治するならともかく、単なる延命治療となれば、はたしてどれだけの猫がそれを望んでいるだろうか。

著者の推奨するガン治療法には、正しい知識と、毎日の手間がかかる。強い愛情と根気が無ければ続かない。経済的負担もある。

しかし、そうすることで、最期のその日まで、自力でご飯を食べ、穏やかに安心したまま、眠るようにいかせてあげることができるならば。
ぜひそうしてあげたいと考える飼い主は少なくないのではないだろうか。

(2012.5.25.)

『ペットがガンになってしまったら』

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『ペットがガンになってしまったら』

『ペットがガンになってしまったら』

 

※著作権法に配慮し、本の中見の画像はあえてボカシをいれております。ご了承ください。

 

『ペットがガンになってしまったら』
犬・ねこに負担をかけないガン治療法を選ぶ

  • 著:宮野のり子(みやの のりこ)・花田道子(はなだ みちこ)
  • 出版社:メタモル出版
  • 発行:2004年
  • NDC:645.6(家畜各論・犬、猫)
  • ISBN:4895954358 9784895954358
  • 191ページ
  • 登場ニャン物:-
  • 登場動物:-

 

目次(抜粋)

動物のことを第一に考えたガン治療法を選んでください●はじめに

第1章 ガンはどのような病気なのか
  イヌ・ネコの半数近くがガンにかかっている
  なぜ病気になり、ガンになるのか
  犬・猫がかかりやすいガンとは
  ガン治療法は飼い主が選択すること

第2章 ガン治療とはどのようなことを行うのか
  ガン治療の流れ
  検査の種類
  ガン治療法の種類
  一般的な現代医療でガンは治るのか

第3章 体にやさしいガン治療・栄養療法
  補完代替医療・ホリスティック医療とは
  栄養療法とは
  ペットフードは完璧な食事とはいえない
  手作りの食事は材料と組み合わせが肝心
  犬・猫が必要とする栄養とは
  栄養療法に欠かせない栄養素
  栄養療法で活用する栄養補助食品
  栄養素の与え方について
第4章 栄養療法の柱となる核酸・メシマコブ
  核酸の種類は2種類
  体内で合成されるのに核酸を摂る理由
  ガンに対する核酸の効果効能
  生命活動に欠かせない核酸の働き
  核酸とメシマコブの併用は高い効果を上げている

第5章 よくがんばったね!―ガンと闘ってきた子たち―
  お腹の半分を占める乳腺ガンと共存。病院のスタッフとして活躍中
  手術を拒否。乳腺腫瘍、併発した皮膚病・心臓病なども栄養療法で乗り切る
  手の施しようがないといわれた肝ガンを栄養療法で延命
  体にメスを入れずに乳腺腫瘍と闘い、腫瘍が縮小した!
  遠隔地での栄養療法で破裂した乳腺腫瘍が回復
  肥満細胞腫。「体にやさしい治療で、できるだけのことをしたい」
  体内に肝ガンがありながら、最期まで食事のとれる生活を送れた
  悪性黒色腫の切除拒否。核酸とメシマコブの摂取で悪さをさせず現状維持
  抗ガン剤治療と核酸・メシマコブ摂取を併用して肝リンパ腫に立ち向かった

第6章 ペットの寿命は飼い主しだい
  ガン治療のやめ時、生命エネルギーがなくなる時
  ホメオパシー療法とは
  ガンの治療についての考え方
  予防としての栄養療法

すべての子たちの幸せを願って●おわりに

 

著者について

宮野のり子(みやの のりこ)

獣医師。静岡県焼津市生まれ。1972年北里大学獣医学科卒業。1972~1975年東京大学農学部外科研究生、1975~1982年川瀬獣医科勤務、1979~1980年(半年間)カリフォルニア大学デービス校麻酔・ICUレジデント研修を経て、1982年港区麻布十番に動物病院NORIKOを開業し、現在に至る。学校法人ヤマザキ学園評議員。現代医学だけの治療に疑問をもち、現在も補完代替医学を修得中である。American Holistic College of Nutrition博士課程在学中。ロイヤルアカデミー・オブ・ホメオパシー・ジャパン卒業。
主な著書として、『犬猫おもしろ雑学ゼミナール』(ブックマン社)、『犬のすべてがわかる本』『猫のすべてがわかる本』(以上、日本文芸社)、『仕事発見シリーズ「獣医師」』(実業之日本社)、『ペットを難病から救う!-核酸栄養療法-』(メタモル出版)、『伴侶としての犬と暮らす』(みずうみ書房)などがある。

花田道子(はなだ みちこ)

獣医師、衛生検査技師、ペット栄養管理士。宮城県仙台市生まれ。1972年北里大学獣医学科卒業。1972~1977年北里研究所病理研究員を経て、1982年動物病院NORIKOに勤務、現在に至る。1986年~学校法人ヤマザキ動物専門学校非常勤講師、2004年~学校法人ヤマザキ動物看護短期大学非常勤講師。2003年~日本獣医畜産大学臨床病理学教室研究生として、さらなる研究に励んでいる。

動物病院NORIKO
http://www.animalhospital-noriko.com/

(著者プロフィールは本著からの抜粋です。)


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『ペットがガンになってしまったら』

8.1

動物度

9.8/10

面白さ

6.5/10

情報度

8.0/10

猫好きさんへお勧め度

8.0/10

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