2023年のアクセストップ10

トップテン2023

2023年1年間のアクセス解析により、ページビューの多かった作品トップ10です。

No.1+2 根岸鎮衛『耳嚢(みみぶくろ)』

1位と2位をしめた『耳嚢』。岩波文庫では上中下の3冊組になっていたものを、2ページにわたってレビュー解説したものでした。

こんな古典がトップに躍り出たのは、言うまでもなく、ホラードラマ「怪談新耳袋 暗黒」(2023年7月からBS-TBSで放送)の影響でしょう。夏休みが始まるころにドカーンとアクセスが増え、その後もけっこう順調なアクセスがありました。が、訪問された方は期待外れだったのではないでしょうか(すみません)。ドラマとは無関係な、原書の猫レビューです。

No.3 清少納言『枕草子』

トップ10常連の『枕草子』、さすがの人気です。千年たっても色あせない清少納言の観察眼。

No.4 mimi『Dear,こげんた』『君はぼくの声になる』

2002年5月7日に某大手掲示板上で発生した子猫公開虐殺事件。残念ながら20年後の今も、猫たちへの虐待事件は頻繁におきていますし、ほかの動物達に対しても同様です。動物愛護を訴える人の間ではバイブル的存在の本です。

No.5 菅原孝標女『更級日記』

また古典が入りました。姉妹の元にどこからかまぎれこんできた、不思議な猫の話です。

No.6 まとめ:リリアン・J・ブラウン『猫は・・・』シリーズ

元祖:猫探偵の、世界的人気シリーズ。シャム猫ココと、元新聞記者(その後超金持ち)のクィラランが活躍するシリーズです。多くの猫探偵物と違い、ココは事件解決のために積極的に動く様子はみせません。ただ小さなヒントを与えるだけで、それをクィラランが鋭く読み解いていきます。私としては、登場する建物が次々と火事で全焼してしまうのが印象的だったりしますが(苦笑)。

No.7 まとめ:『通い猫アルフィー』シリーズ

人間が大好きで、猫も大好きで、みんな一緒にいることが好きすぎる、いわば猫らしくない?猫のアルフィーが主人公。孤独な独身者、仲の悪かった親子、孤立していた老人、その他おおぜいの人々と猫達を、つぎつぎと仲良くさせていくシリーズです。

No.8 映画『子猫物語』

今は亡きムツゴロウ氏の映画。猫の名前として「チャトラン」がすっかり定着した作品となりました。人間が出てこないという点で、きわめて日本らしい映画でもあります。西洋の映画は、どんな動物ものであっても、どこかで必ず人間がでてきますからね。

No.9 ドクター・スース『キャット イン ザ ハット』

「アメリカ中の歯医者の待合室に必ず置いてある絵本」なんていわれるほど、世界的に大人気な英語の絵本。残念ながら日本ではそこまで流行らなかったのか、最近はあまり見かけませんが、海外では今でも大人気だそうです。

No.10 まとめ:赤川次郎『三毛猫ホームズ』シリーズ

そりゃだって、日本で猫+ミステリーといえば「三毛猫ホームズシリーズ」でしょう。こちらもベスト10の常連です。

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