コイル『名探偵のコーヒーのいれ方』

『コクと深みの名推理1』。
アメリカはニューヨークの老舗コーヒーハウス。
‘私’ことクレア・コージーは頼まれてこの店の責任者として引っ越してきた。
実は以前もこの店を切り盛りしていた。その後子育てのためしばらく離れていたのである。
店では信頼できる従業員が留守を切り盛りしているはず・・・だった。
なのに。
いきなり事件に巻き込まれた主人公クレア。
警察はそれを‘事故’として処理しようとした。
しかしクレアの鼻の効きは、コーヒーをかぎ分けるだけではなかった。殺人事件をもかぎ分けた。
これは事故なんかじゃない!殺人だ!それを立証しなきゃ!
猫のジャヴァは、残念ながら、全然活躍しない。
ただ一度、最も重要な瞬間に、サッと現れて主人公を助ける。
おいしいコーヒーの入れ方レシピがところどころ挿入された、コーヒーと料理好きのための軽い推理小説。
気楽にどうぞ。
(2007.2.12)

コイル『名探偵のコーヒーのいれ方』
※著作権法に配慮し、本の中見の画像はあえてボカシをいれております。ご了承ください。
『名探偵のコーヒーのいれ方』
コクと深みの名推理1
- 著:クレオ・コイル Cleo Coyle
- 訳:小川敏子(おがわ としこ)
- 出版社:ランダムハウス講談社 文庫本
- 発行:2006年
- NDC:933(英文学)推理小説
- ISBN:4270100621 9784270100622
- 431ページ
- 原書:” On What Grounds ” c2003
- 登場ニャン物:ジャヴァ
- 登場動物:-