『キツネとタヌキの大研究』

『キツネとタヌキの大研究』

 

ノンフィクション未知へのとびらシリーズ。

副題:人間との長くてふかーいつきあい。木暮正夫・文 (こぐれ まさお)、木暮健二郎・絵 (こぐれ けんじろう)。

著者のすぐ近所、黒目川の中州に、タヌキが巣を掛けた。

『キツネとタヌキの大研究』

『キツネとタヌキの大研究』

著者が住んでいるのは東京都東久留米市。タヌキが巣を作った「大橋」は、商店やスーパーマーケットや住宅地に囲まれた地点だ。いくらなんでも大胆不敵すぎないか?

しかし、たしかにタヌキ一家はそこにいた。しかも親2頭+子供8頭の大所帯。タヌキ目当てに見物客が集まり、タヌキ達はなんと食べ物をねだっていた。

やがてこのタヌキ一家は新聞に掲載されてますます人気者となる。かわいいと思いつつも、野生を失って大丈夫かと、不安でもある。

不安は的中した。子離れの時期が来ても子タヌキたちはその中州を離れなかった。台風の時期が近づいている。もし川が氾濫したら・・・!

『キツネとタヌキの大研究』

『キツネとタヌキの大研究』

それまでも民話を調べたり、タヌキが登場する童話を書いたりしていた著者だが、この事件でますますタヌキに興味を持つ。
タヌキについて色々調べているうちに、日本ではタヌキとキツネはほとんど常にセットで扱われていることに気づき、キツネのことも調べだした。

『キツネとタヌキの大研究』

『キツネとタヌキの大研究』

子供用に書かれた本ではあり、大きめの字で、漢字にはすべてふりがなが振ってあるが、そんな外見によらず(?)、書かれている内容はけっこう密度が高い。このページ数によくこれだけ情報を詰め込んだと思うほどだ。
また日本人と、タヌキ・キツネの関係、さらにこれからの付き合い方にも考察があって、面白く読めた。

動物好きのお子さんにお奨め。でも親の皆さんも是非お読み下さい。大人でも読む価値は十分にあります。

(2010.2.16.)

『キツネとタヌキの大研究』

『キツネとタヌキの大研究』

『キツネとタヌキの大研究』

『キツネとタヌキの大研究』

 

※著作権法に配慮し、本の中見の画像はあえてボカシをいれております。ご了承ください。

 

『キツネとタヌキの大研究』
ノンフィクション未知へのとびらシリーズ。副題:人間との長くてふかーいつきあい

  • 文:木暮正夫(こぐれ まさお)
  • 絵:木暮健二郎(こぐれ けんじろう)
  • 出版社:PHP研究所
  • 発行:2002年
  • NDC:489.53(哺乳類・ネコ科)
  • ISBN:4569683533 9784569683539
  • 131ページ
  • カラー
  • 登場ニャン物:-
  • 登場動物:キツネ、タヌキ

 

目次(抜粋)

黒目川のタヌキ一家
キツネとタヌキをくらべてみれば
キツネとタヌキの名前のひみつ
キツネもタヌキも半年でおとなに
キツネとお稲荷さん
たぬきだって大明神
我が家の前にタヌキがぞろぞろ
あとがき

 

著者について

木暮正夫(こぐれ まさお)

1939年、群馬県生まれ。『また七ぎつね自転車にのる』(小峰書店)で赤い鳥文学賞、『街かどの夏休み』(旺文社)で日本児童文学者協会賞を受賞。主な作品に、『さくらがさいた!2000本の桜をうえた車掌さん』(ポプラ社)、『ブータンの朝日に夢をのせて』(くもん出版)などがある。現在、日本児童文学者協会理事長。

(著者プロフィールは本著からの抜粋です。)


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『キツネとタヌキの大研究』

7

動物度

9.5/10

面白さ

7.5/10

猫好きさんへお勧め度

4.0/10

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