赤川次郎『三毛猫ホームズのクリスマス』

短編集。
三毛猫ホームズ、警視庁捜査一課刑事の片山義太郎、妹の晴美、目黒署刑事で自称晴美の恋人の石津の4名が、今回もドタバタとコミカルに殺人事件を解決する。
『三毛猫ホームズの飛び石連休』
公園で、何やら芝居が公演されるという。
それを見に来たホームズ・義太郎・晴美・石津の一行は、芝生に座ってのんびりと芝居見物をはじめる。
劇場で行われる普通の芝居と違って、この芝居は公園全体が舞台で、かつ、観客席でもあるのだ。
そこへ事件が。
『三毛猫ホームズの子守歌』
晴美が、旧友の団地で、おしゃべりを楽しんでいたら、突然、隣のご主人が現れ、赤ちゃんがキューピー人形になってしまったと、わけのわからないことを言う・・・・
『三毛猫ホームズの離婚相談』
夫婦円満だと言っていたのに。
嫁姑関係も良いと言っていたのに。
なぜ男は殺された?

手足の白黒は描き分けられているし、いちおう三毛猫ですが・・・顔も胴も白が多すぎるし、毛はぼさぼさだし、赤川次郎氏の描くホームズとは別の猫に見えます。
『三毛猫ホームズの通勤地獄』
ラッシュアワーの通勤電車の中で義太郎を「痴漢!」としめあげた女子高校生は、なんと、立派な企業の社長でもあった!
『三毛猫ホームズのクリスマス』
クリスマスイヴだというのに、ホームズ達一行はなぜか、とある私立女子高校の寮にいた。
義太郎の友人が旅行に行っている間、警備の代わりを頼まれたのである。
ところが、友人のそれはふつうの観光旅行とかではなかった!?
※著作権法に配慮し、本の中見の画像はあえてボカシをいれております。ご了承ください。
『三毛猫ホームズのクリスマス』
- 著:赤川次郎(あかがわ じろう)
- 出版社:光文社 カッパノベルズ
- 発行:昭和59年(1984年)
- NDC:913.6(日本文学)短篇推理小説集
- ISBN:4334025803
- 209ページ
- 登場ニャン物:ホームズ
- 登場動物: -
目次(抜粋)
- 『三毛猫ホームズの飛び石連休』
- 『三毛猫ホームズの子守歌』
- 『三毛猫ホームズの離婚相談』
- 『三毛猫ホームズの通勤地獄』
- 『三毛猫ホームズのクリスマス』
※マンガになっていました。ホームズの特徴的な模様がちゃんと描かれています。

原作:赤川次郎『三毛猫ホームズの子守歌』