赤川次郎『三毛猫ホームズの暗闇』

ご存知、天才探偵猫・三毛猫ホームズと、
その同居人・片山義太郎(警視庁捜査一課刑事)と晴美、
晴美の自称恋人・石津の4人が繰り広げる、ドタバタコミカルミステリー。
三毛猫ホームズの暗闇
片山達が乗ったバスがトンネルの中を通過中、地震が起きて、トンネルの両端とも崩壊してしまった。
バスは無事だったとはいえ、暗闇の中に取り残された乗客は不安を募らせる。
ましてその乗客たちの中に、殺人犯の家族と、被害者家族が乗り合わせていたのだから。
三毛猫ホームズの無邪気(イノセント)
一代で財を築き上げた男と、その若い妻。
年齢のわりにあんなに元気で丈夫だったのに、突然、子供返り?手で鉄砲を撃ってはしゃぎまわるように。
混乱を恐れて、会社はまだ発病をひた隠しに隠していたが・・・
三毛猫ホームズの涙雨
十歳前後の少女たちが殺された事件の犯人は、捕まる直前に逃亡した。
残された加害者家族に、世間は冷たい目をむける。
娘は辞職を余儀なくされ、心の支えは婚約者の存在だけだった。
三毛猫ホームズの包囲網
警官が熱血すぎたせいで、会社が倒産した?
あの片山が、人間に向けて、2発も拳銃をぶっ放した!?
三毛猫ホームズの沈没
ホームズ一行が乗っていたのは、遊覧船だった。
海でもない、静かな湖の上。
こんな平和な観光地で、まさか船同士が衝突するとは!
・・・いえ、沈むほどの大衝突ではなかったんですけどね。
それでも、事件はおこる!
P.S.
赤川次郎さん、弥生という名前がお好きにゃの?前作と合わせて3人目・・にゃふ。
(2001年8月1日)
※著作権法に配慮し、本の中見の画像はあえてボカシをいれております。ご了承ください。
『三毛猫ホームズの暗闇』
- 著:赤川次郎(あかがわ じろう)
- 出版社:光文社 光文社文庫
- 発行:2001年
- NDC:913.6(日本文学)推理小説
- ISBN:4334731724 9784334731724
- 295ページ
- 登場ニャン物:ホームズ
- 登場動物:-
目次(抜粋)
- 三毛猫ホームズの暗闇
- 三毛猫ホームズの無邪気(イノセント)
- 三毛猫ホームズの涙雨
- 三毛猫ホームズの包囲網
- 三毛猫ホームズの沈没
- 解説 笹川吉晴
※マンガになっていました。ホームズの特徴的な模様がちゃんと描かれています。

原作:赤川次郎『三毛猫ホームズの暗闇』