ペットビジネスプロ養成講座2『フードアドバイザー』
副題:栄養学の基礎から販売まで。監修:桜井富士朗、島田真美。
インターズー社の本は、堅苦しくて楽しくないというイメージがあったが(ごめんなさい)、この本は読みやすかった。獣医師向けではなく、ペットショップ従業者向けだからだろうか。イラストや余白が多く、文章も平易で、「こんなわかりやすい本を作れるなら、他の本もそうしてよね!」と言いたくなってしまう。
これは「ペットビジネスプロ養成講座 vol.2」である。「vol.1」の方は、ペットショップの経営とか、犬猫の繁殖や販売について書かれているようなので、私には最初から興味がないし買っていない。
しかしこちら「vol.2」は買って正解だった。私が必要なのは前半110ページだけで、それに対し税込6500円は高い気がしたけれど、何回も読んで理解し、うちの猫たちに正しい栄養バランスで食事させることができれば、むしろ安いかもしれない。もし病気になればたちまち万単位の治療費がかかってしまうことを考えれば。
そう、普通の飼い主さんには、後半の「セールストーク云々」は不要だ。が、前半の110ページはかなり有益なので、買って損はないと思う。
前半部分だけで別に本を作って、安く販売してくれないかしらん。
(2009.2.10.)
※著作権法に配慮し、本の中見の画像はあえてボカシをいれております。ご了承ください。
ペットビジネス プロ養成講座2『フードアドバイザー』
栄養学の基礎から販売まで
- 監修:桜井富士朗(さくらい ふじろう)、島田真美(しまだ まみ)
- 出版社:インターズー
- 発行:2007年
- NDC:645.6(家畜各論・犬、猫)
- ISBN:9784899954408
- 178ページ
- モノクロ
- 登場ニャン物-:
- 登場動物:-
目次(抜粋)
基礎編
第1章 はじめに
第2章 栄養学
PartI 栄養と栄養素
PartⅡ 食性・採食パターン・嗜好性
PartⅢ 炭水化物
PartⅣ 脂質
PartⅤ タンパク質
PartⅥ ビタミン
PartⅦ ミネラル
PartⅧ 水
PartⅨ エネルギー
PartⅩ 犬と猫の養分要求量
PartXI 犬種、猫種ごとの標準体重と肥満度の見分け方
第3章 ペットフード
PartⅠ フードの成り立ち
PartⅡ 各種フードの製造・加工法
PartⅢ フードの表示
第4章 サプリメント
第5章 1step upセールストーク「よく食べる」に根拠を!
実践編
第6章 対面アドバイス
PartⅠ お客様への対応
PartⅡ フード販売に関するQ&A
PartⅢ 事例 地域密着型ショップでの接客
第7章 売り場作り
第8章 顧客管理の基本
PartⅠ 顧客情報の管理
PartⅡ 事例 固定客を増やすための顧客管理
用語解説
索引