松井孝爾『日本の両生類・爬虫類』

猫ちゃんって、小動物を捕まえてくる動物だから・・・、
こういう本が一冊あると、いざというときに良いかも。
完全室内飼いにしていても、ヤモリちゃん等は、本当にわずかなスキマから室内に侵入します、そして猫はそんな小動物を見逃しません。
ということで。
(=^・^=)
『日本の両生類・爬虫類』。
オールカラーの写真が綺麗で、各生物の特徴がわかりやすく、本屋の店頭で見つけてすぐ買った。
日本にこんなに様々な両生類や爬虫類がいたのかと、あらためて見入ってしまう。
特に南西諸島に生息する子達は、実に種類も豊富で色鮮やか。
あの島々すべてを合わせても面積はそれほど広くないはずと思うが、生息している両生類・爬虫類は、本土すべてをあわせた数よりずっと多い。
この豊かな自然が失われないよう、我々人類は努力しないと行けないなあと、心から思う。
(日本人だけじゃありませんよ!世界中の人類ですよ!京都議定書の調印を拒んだアメリカさんもですよ!)
この本によると。
日本に生息する両生類で現在知られているのは、帰化種を含め、有尾類(サンショウウオなど)17種、無尾類(カエルなど)32種。爬虫類は、同じく帰化種を含め、陸生カメ類7種、ウミガメ類5種、トカゲ類29種、陸生蛇類30種、ウミヘビ類9種だそうだ。
こんなに沢山の動物たちが鮮明な写真とともに紹介されているのだから、動物好きなら、両生類や爬虫類に特に興味があるというわけではない人でも、つい欲しくなっちゃう本ではないだろうか。
マムシやハブだって写真なら恐くないしね。むしろ、特徴をしっかり覚えて万が一に備えたい。
大きさも手頃で、ザックにひょいとつっこんでフィールドに出かけられる。
しかも嬉しいことに、この内容で価格がたった1480円。
おすすめなのだが、残念ながら今は新刊では手に入らないようだ。復刊を待つか、中古で手に入れてください。
(2007.5.6.)
※著作権法に配慮し、本の中見の画像はあえてボカシをいれております。ご了承ください。
『日本の両生類・爬虫類』
自然観察シリーズ22
- 著:フ松井孝爾 (まつい たかじ)
- 出版社:小学館
- 発行:1985年
- NDC:487(脊椎動物)
- ISBN:4092140223 9784092140226
- 158ページ
- カラー
- 登場ニャン物:-
- 登場動物:両生類、爬虫類