2017年11月9日 / 最終更新日時 : 2022年10月1日 nekohon 飼育書・フード 加藤由子『すぐできる かわいい猫の手入れとしつけ』 簡潔かつ要領よく。 猫飼育初心者向けに、猫飼育全般について、解説した本。 イラストも多く、わかりやすい。 その分、文章も少ないから、簡単な説明となってしまっている感は否めないけれど。 まずは、昔の本の定番、 […]
2017年11月9日 / 最終更新日時 : 2022年10月1日 nekohon 猫を知る(日本) 佐々木裕之『エピジェネティクス入門』 副題:三毛猫の模様はどう決まるのか。 もし、猫の模様の解説書だと思われた方がおられたら、ご期待に沿えないでしょう。悪しからず。 (p.iv) と、「はじめに」に断り書きされている通り、これは猫の模様の解説書 […]
2017年11月5日 / 最終更新日時 : 2022年10月1日 nekohon 詩歌・短歌・川柳 半藤一利『其角俳句と江戸の春』 ねこの子のくんづほぐれつ胡蝶哉。 宝井其角、または、母方の姓をとって、榎本其角は、生粋の江戸っ子。生まれは寛文元年(1661年)。十代半ばから松尾芭蕉に師事し、蕉門十哲の筆頭の俳人とまでいわれた。 が、その […]
2017年11月5日 / 最終更新日時 : 2022年10月1日 nekohon 猫エッセイ(日本) 徳大寺有恒『眼が見えない猫のきもち』 元ノラで盲目でエイズキャリアの茶白猫。 なんともほんわりさせられる本です。 「元来、わたしは猫が嫌いであった。」 「それで、もともと猫を飼う気などなかったのだが」、 妻の友人が盲目の猫を拾ったと聞いて、なぜ […]
2017年11月5日 / 最終更新日時 : 2022年10月1日 nekohon 猫エッセイ(日本) 香取章子『猫への詫び状』 愛する猫を失って・・・。 19人の各界有名人の、亡くした愛猫に対する思いを綴った本。 寒川猫持さん(目医者・歌人)、池田理代子さん(漫画家・声楽家)、松本零士さん(漫画家)、山本晋也さん(映画監督・俳優)、 […]
2017年11月5日 / 最終更新日時 : 2022年10月1日 nekohon 猫写真集 的場章『子猫のきもち』 大好きだから知りたい。 愛くるしい子猫達の写真と、その端っこに数行の、猫の習性の説明。 たとえば、3頭の子猫達がよりそって、そのうち2頭が顔をこすりつけている写真の説明は 親愛・1 頭をこすりつける 挨拶や […]
2017年11月5日 / 最終更新日時 : 2022年10月1日 nekohon 猫を知る(日本) 仁川純一『ネコと遺伝学』 三毛の雄はどうして希少か。 この本の前半部分は、正直、あまり面白いとは言えないだろう。遺伝学の知識のある人にとっては単なる復習だろうし、知識のない人にとっては、かなり難しいのではないだろうか。 著者は「でき […]
2017年11月5日 / 最終更新日時 : 2022年10月1日 nekohon 飼育書・フード かわいいペットの飼育方法101『ネコのひみつ』 猫の飼育法について、101の質問と答え。 1ページに1問が基本ですが、2問のときもあります。 つまり、すごーく詳しいとは言い難い本ですが、初心者の疑問には答えてくれるでしょう。 もっと詳しく知りたければ、あ […]
2017年11月3日 / 最終更新日時 : 2022年10月1日 nekohon 猫の小説(日本) 南條竹則『猫城』 猫町に迷い込んだ男が出合う不思議。 生まれは裕福な御曹司、が、お決まりの道をたどって、すっからかん。 文字通りの一文無しとなったとき、猫に誘われてある温泉町に着く。 そこは、猫町。 なぜか宿代は猫が工面して […]
2017年11月3日 / 最終更新日時 : 2022年10月1日 nekohon 詩歌・短歌・川柳 寒川猫持『猫とみれんと:猫持秀歌集』 『聞かせてよ撫でてもやろう抱いてやろ おまえの喉の愛のゴロゴロ』 離婚した40男が、奥さんにたっぷり未練を残しながら、猫を抱いてメソメソしている。 これで猫がいなかったら、この人、どうなっちゃうのだろう? […]
2017年11月3日 / 最終更新日時 : 2022年10月1日 nekohon 猫の小説(日本) 保坂和志『明け方の猫』 猫になってしまった男。 ふと目覚めると、猫になっていた。 いや、正確には、夢の中で猫になっていた。これが夢の中の出来事だということも、はっきり自覚している。それにしてはあまりにリアルな感覚ではあるが。 彼は […]
2017年11月3日 / 最終更新日時 : 2022年10月1日 nekohon 猫エッセイ(日本) 工藤久代『ワルシャワ猫物語』 ポーランド語を知らない筆者がワルシャワという見知らぬ町で出会った猫達の話。 ご主人はワルシャワ大学日本語学科教師。 右も左もわからぬ町で見つけた最初の友達は、昔飼っていた猫とよく似た黒猫のチャルだった。 チ […]
2017年11月3日 / 最終更新日時 : 2022年10月1日 nekohon 猫の児童文学・童話 ますふじ圭『棒をくわえた猫の話』 棒の意外過ぎる運命とは? くろべえは雄の野良猫です。 ある日、くろべえは1本の棒に出会いました。棒は、への字型に曲がっていて、明らかに人間が作った物でした。 「わたしには大事な役目があったのに、それを忘れてしまいました」 […]
2017年11月3日 / 最終更新日時 : 2022年10月1日 nekohon エッセイ、レポート(猫番外編) 椎名誠『ネコの亡命』 猫は出てこないけど・・・。 作者自身の後書きに この本のタイトルである「ネコの亡命」は、本文の中に1箇所そのようなことを書いているのだが、それは行きがかり上の話で、ほんのまったくの二~三行であり、どうしてそ […]
2017年11月2日 / 最終更新日時 : 2022年9月30日 nekohon 猫ミステリー、推理小説(日本) 若竹七海『ポリス猫DCの事件簿』 猫島には、一人のお巡りさんと、1匹のポリス猫がいた。 舞台は、神奈川県葉崎市猫島。 神奈川県の盲腸とよばれるひょろっとした葉崎半島の西に位置する小島で、潮が引くと砂州ができて陸続きになる。 正式名称は「砂渡 […]
2017年11月2日 / 最終更新日時 : 2022年9月30日 nekohon 野生動物(日本) 小林朋道『先生、巨大コウモリが廊下を飛んでいます!』 副題:鳥取環境大学の森の人間動物行動学。 なんて楽しそうな大学! もし私が今受験生なら、迷うことなく、願書を提出してしまいそうだ。 こういう先生がいるこういう大学で学びたかったなあ。 登場するのは、アオダイ […]
2017年11月2日 / 最終更新日時 : 2022年9月30日 nekohon 猫を知る(海外) ストール『歴史を変えた100匹の猫』 世界史に残る猫たち♪。 猫が歴史に名を残すことは、残念ながら、少ない。 猫だけでなく、他の動物種であっても、歴史に名が残っているものは少なく、例えばアレクサンドロス大王の愛馬ブケファラスのように、せいぜい名 […]
2017年11月2日 / 最終更新日時 : 2022年9月30日 nekohon ◇その他の猫本 林良博『ペットは人間のお医者さん』 副題:共に暮らすための知恵と実践。 アニマルセラピーの本。 書かれている興味も立場も、あくまで人間側。この著者はあきらかにイヌ派で、ネコについては仕方なく必要最小限のことを言及しているにすぎないと言った感じ […]
2017年11月2日 / 最終更新日時 : 2022年10月4日 nekohon 猫エッセイ(日本) 中村紘子、他『私の猫ものがたり』 檀ふみ、長峰ヤス子、南伸坊、赤塚不二夫、岸本加世子、他。 女性ファッション雑誌の「ノンノ」に掲載されたエッセイ集。有名人(主にタレントや歌手などマスコミ関係)がそれぞれ愛猫について語っている。 これは20年 […]
2017年11月1日 / 最終更新日時 : 2022年9月30日 nekohon 猫の小説(日本) 小川洋子『猫を抱いて象と泳ぐ』 チェスと共に生きた少年の物語。 読み始めてすぐに、なぜかヘルマン・ヘッセの『ガラス玉演技』を思い出した。 ヘッセは、言わずと知れた、日本でも人気のドイツ作家。『ガラス玉演技』はノーベル文学賞をもたらした代表 […]
2017年11月1日 / 最終更新日時 : 2022年9月30日 nekohon 猫の小説(日本) 平岩弓枝『聖徳太子の密使』 聖徳太子の愛娘が、猫たちをお供に旅をする。 厩戸王子(うまやどのおうじ、聖徳太子のこと)の愛娘、綿津見珠光王女(わたつみのたまひかるのひめみこ)は、少年のような声と物腰の少女だった。 格好も少年のいでたちを […]
2017年11月1日 / 最終更新日時 : 2022年9月30日 nekohon 猫の小説(海外) ディー・レディー『あたしの一生』 副題:猫のダルシーの物語。 100%猫の視点から書かれています。必要以上の擬人化はゼロです。 ダルシーが心から愛している“あたしの人間(=飼い主)”が話す人語は、ダルシーには一部しか理解できませんし、第一名前すら知りませ […]
2017年11月1日 / 最終更新日時 : 2022年9月30日 nekohon エッセイ、ルポ(野生ネコ) アイヴズ『虎が消える日』 遅くても2025年までにトラは絶滅する?!!! トラは現在、絶滅が最も危惧されている大型哺乳類のひとつである。 トラは全部で8亜種に分類されるが、そのうち、バリトラ、カスピトラ、ジャワトラはすでに絶滅した(学者によって分 […]
2017年11月1日 / 最終更新日時 : 2022年9月30日 nekohon エッセイ、ルポ(野生ネコ) バイコフ原作『バイコフの森』 副題:北満州の密林物語。 ニコライ・アポロノヴィッチ・バイコフ。 1872年、ロシアのキエフで生まれる。 15歳の時、有名な探検家ブルジェヴァリスキーに会い、強い影響を受けた。 1902年、鉄道警護隊の将校 […]
2017年11月1日 / 最終更新日時 : 2022年9月30日 nekohon 小説(野生ネコ科) バイコフ『偉大なる王』 満州の密林に、トラが吼える。 バイコフは、ロシア帝政時代の極東国境警備隊の将校だったが、ロシア革命後、満州に亡命し、さらにオーストラリアに移住した。その満州時代に動物や自然の研究をし、多くの動物小説を残した […]