まとめ:2020年のアクセス トップ10
2020年1年間のアクセス解析により、ページビューの多かった作品トップ10です。
- 内田百閒『ノラや』(エッセイ・随筆)
- 上野そら『わたしのげぼく』(絵本・児童書)
- 青沼貴子『ねえ、ぴよちゃん』(マンガ)
- 清少納言『枕草子』(古典随筆)
- まとめ:リリアン・J・ブラウン『猫は・・・』シリーズ(ミステリー小説)
- 乙一『幸せは子猫のかたち』(小説)
- E.T.A.ホフマン『牡猫ムルの人生観』(小説・ドイツ)
- 石田衣良『ブルータワー』(小説・SF)
- 内田百閒『贋作吾輩は猫である』(小説)
- 田村由美『猫mix奇譚とらじ』(漫画)
1.内田百閒『ノラや』(エッセイ・随筆)
猫エッセイとしては古典的ともいえる名作が、堂々の1位!
これには私もなんか嬉しくて。良いものは良いのだ!明治時代執筆という古ささえ、今となってはかえって新鮮で、読む人の心に深く浸みこんできます。猫好き・猫飼いなら必読の書です。
2.上野そら『わたしのげぼく』(絵本・児童書)
子供向けの本ながら、大人がボロ泣きしてしまう評判作。これを読めば、ひざの猫がますます愛しく、大切な存在に思えてきます。図書館で借りるのではなく、ぜひ購入して手元に置いてくださいね。
3.青沼貴子『ねえ、ぴよちゃん』(マンガ)
北海道新聞、河北新報、
4.清少納言『枕草子』(古典随筆)
日本が誇る古典中の古典が4位にはいりました。さすが、清少納言様です。
5.まとめ:リリアン・J・ブラウン『猫は・・・』シリーズ(ミステリー小説)
世界的ベストセラーとなった猫ミステリーの元祖的シリーズ。ココは、他の多くの猫ミステリーのように、積極的に自ら推理したり、猫同士/動物同士で議論したり、犯人を引っ掻いたりはしませんが、そのリアルさがかえって猫探偵のすごさを引き立てているという、名著です。
6.乙一『幸せは子猫のかたち』(小説)
角川文庫『失踪HOLIDAY』に収録されている短編です。乙一氏の人気ぶりがうかがえます。
7.E.T.A.ホフマン『牡猫ムルの人生観』(小説・ドイツ)
ドイツの著名な作家・劇作家、E.T.A.ホフマンの古典的小説。暗黒の中世的雰囲気の強い、ホラーじみた作品。漱石『吾輩・・・』もこの本のとは知っていたようです。
8.石田衣良『ブルータワー』(小説・SF)
2020年は、新型コロナウイルスCOVID-19パンデミックで、世界中が大混乱に陥りました。2021年を迎えた今も、ウイルスはますます猛威を振るって、先が見えない状況です。
そんな中、この『ブルータワー』が2020年の上位に来たのは当然でしょう。この作品が取り扱っているのは、死亡率87~8%なんていう、恐怖すぎるインフルエンザウイルスが生物兵器に使われた後の世界なのですから。『ブルータワー』の世界と、現実世界が、いやでも重なってきます・・・
9.内田百閒『贋作吾輩は猫である』(小説)
名作『ノラや』の感動+漱石『吾輩・・・』の人気が合わされば、この作品が上位にきたというのもうなづけるところ。漱石では名無しだった吾輩くんが、こちらではもう少し可愛がられているのが、愛猫家の私としては嬉しくもあります。
10.田村由美『猫mix奇譚とらじ』(漫画)
何を差し置いても、この作品、
絵がかわいい!
とらじがかわいい!
それしか口から出てこないほど、とらじの絵がかわいいマンガです。