山田ヒツジ『デキる猫は今日も憂鬱』第1巻・第2巻

山田ヒツジ『デキる猫は今日も憂鬱』

 

家事力半端ない巨黒猫と、家事力ゼロのOLが同居したら?。

彼女は毎日、手作りのお弁当。栄養満点、味付け満点、見た目もカラフルな百点満点のお弁当。その上、お菓子まで手作りで持ってきちゃう。洋服はいつもきれいに洗濯してあるし、周囲からは

「女子力高いなー」
「良い嫁さんになるな~」
1巻page28

と言われている彼女だけど、じ、実は・・・

山田ヒツジ『デキる猫は今日も憂鬱』

山田ヒツジ『デキる猫は今日も憂鬱』

絶望的なまでに家事力ゼロな女子なのである!

彼女の住居は、ゴミ集積所と間違われるほどの汚部屋。ゴミをかき分けてやっと開けた冷蔵庫の中には、賞味期限を3か月もすぎた牛乳が。寝るのはゴミの上に横になって毛布をかぶって。うっかり歩けばゴミの山が崩れてアブナイ!

そんな住環境が変わったのは、ある日、子猫を拾ったからだった。雪の降る夜に、公園のベンチの下で、震えていた子猫。ひどく汚れて、野垂れ死に寸前だった黒い子猫。

なぜか彼女はその子猫を抱き上げ、その場で「諭吉」と名前をつけて、家に――汚部屋に――連れ帰ったのだった。

子猫はすくすくと育った。育ちすぎるくらいに育った。そして、彼女の生活は一変した。

彼女は猫のために改心してせっせと掃除洗濯するように・・・はならなかったが、かわりに、猫の方がせっせと掃除洗濯、さらに料理まではじめたのだ!

やがて、黒猫の諭吉は彼女の身長を越えるほどに育ち、そして、完璧すぎるほどに完璧な家事力を身に着けた!毎日、彼女のために料理し、掃除し、ときには縫ぐるみまで手縫いしてしまう優秀さ。あまりにデキた猫、いえ、デキすぎる猫!

猫だから言葉は離せないけれど、それ以外は人間のプロ家政婦を越える実力。彼女はそんな諭吉に甘え切って、毎日快適に暮らしている・・・

山田ヒツジ『デキる猫は今日も憂鬱』

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* * * * *

うらやましい~
こんな猫がいてくれたら、どれほど楽でしょうか。
家事力こんなになくても良いです、このサイズの猫がいてくれるだけで、もふもふ、もふもふ、もう癒されちゃいますぅ♪

家事をしてくれる猫というテーマは特に珍しいものではありません。ほしよりこ『今日の猫村さん』手原和憲『ミル』まつうらゆうこ『一緒に暮らしたくない猫』、ほか。・・・あ、『一緒に暮らしたくない猫』は家事をしてくれるのではなく家事を増やすだけの迷惑オヤジ猫でしたね(笑)

この諭吉は、「働く猫」たちの中では、かなり猫っぽい猫です。人語を話せないかわりに、ときどき「チッ」と舌打ちします。自分が猫としては大きすぎることも理解していて、ときには背中にチャックをつけて「着ぐるみのフリ」をする配慮もあります。好物は、銀行通帳の残高と「ちゅ~る」。

諭吉の「憂鬱」は、飼い主(?)の福澤幸来(ふくざわさく)の、家事力の無さ。「TKG(卵かけごはん)」すら一人では作れない!卵の殻をきれいに割れないし、醤油をかければドバドバになるし、その後の後片付けももちろんできないし。

これでは結婚も無理でしょう。諭吉の憂鬱は永遠に続きそうです・・・?

なお、私が現在所有しているのは第1巻・第2巻のみですが、2020年4月に第3巻が発行されました。

山田ヒツジ『デキる猫は今日も憂鬱』

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山田ヒツジ『デキる猫は今日も憂鬱』

 

※著作権法に配慮し、本の中見の画像はあえてボカシをいれております。ご了承ください。

 

『デキる猫は今日も憂鬱』
第1巻・第2巻

  • 著:山田ヒツジ(やまだ ひつじ)
  • 出版社:株式会社 講談社
  • 発行:2019年4月、2019年9月
  • 初出:水曜日のシリウス2018年8月22日~12月19日更新分、2019年1月2日~5月15日更新分
  • NDC:726(マンガ、絵本)
  • ISBN:9784065151730、9784065169032
  • 127ページ、127ページ
  • モノクロ
  • 登場ニャン物:諭吉
  • 登場動物:-

 


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