2024年のアクセストップ10
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2024年1年間のアクセス解析により、ページビューの多かった作品トップ10です。
No.1 山岸凉子『舞姫テレプシコーラ』第一部、第二部
さすが山岸涼子先生。堂々のトップでした。
私はバレエを観るのは好きですが、習ったことはありません。当然、バレエやバレリーナについては何も知りません。けれども、この作品、とくに第二部のほうですね、これはバレエというより芸術家それもクリエイターとよばれる人たち全体を描いたものだと思いました。作品のバレエ振付師をはじめ、作曲家、作詞家、画家、小説家、等、無から感動を作り出す人たち。彼らに必要なのは第一に才能なのはもちろんですが、それだけではトップクラスには決してなれない厳しい世界。世間一般的には第一部のほうが好評のようですけれど、私は第二部のほうに大いに考えされられました。とにかく傑作です。
No.2 御伽草子『猫の草子』
古典が二位に来ました。御伽草子のひとつです。(検索時に『朧月猫の草紙』と混同してこっちに来てしまった人も少なからずいらっしゃったのではないかという疑惑はさておき・・苦笑)
昔は、猫は日本では貴重なペットとして、多くがつなぎ飼いされていました。鼠害をふせぐため、猫たちは放し飼いにせよというおふれが出た時のお話です。
No.3 清少納言『枕草子』
毎年トップテンにはいってくる人気ページ。さすが清少納言の、さすが『枕草子』でございます。猫が出てくる部分をもぜんぶ抜き書きしてあります。
No.4 まとめ:『通い猫アルフィー』シリーズ
アルフィーシリーズの発行順をたしかめに、まずこちら「まとめ」のページを訪問される方が多いようです。アルフィーは猫としては異常なほど人間好きな猫。ちゃーんと人間にも好かれているようです?
No.5 根岸鎮衛『耳嚢(みみぶくろ)』(1/2)
去年放映されたホラードラマ「怪談新耳袋 暗黒」(2023年7月からBS-TBSで放送)の影響が、今年の前半まで続き、このページもアクセスが多くありました。あくまで原作『耳嚢』のレビューであって、ドラマとは関係ないのですが。
No.6 菅原孝標女『更級日記』
古典系は相変わらず強いです。『更級日記』も常に人気ページ。あるいは受験生とかがご覧になるのでしょうか?
No.7 まとめ:リリアン・J・ブラウン『猫は・・・』シリーズ
世界で「猫探偵」といえば、このシリーズですものねえ。発表から半世紀もたっていますが、相変わらずの人気のようです。
No.8 まとめ:赤川次郎『三毛猫ホームズ』シリーズ
上の『猫は・・・』シリーズのシャムネコ・ココに対抗する日本の猫探偵ものといえば、当然、これ!『三毛猫ホームズ』。誰もが認める日本版名探偵猫です。殺人事件があっても明るく、軽く、いつでもどこでも読める軽快なテンポが大人気の赤川次郎です。
No.9 ドクター・スース『キャット イン ザ ハット』
英語圏で育った人なら知らぬ人はいない絵本。世界的ベストセラー。
No.10 内田百閒『ノラや』
日本猫随筆の金字塔。夏目漱石に師事した内田百閒のペットロス記録です。いつ読んでも、何回でも、ボロボロもらい泣きしてしまいます。
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