2018年1月24日 / 最終更新日時 : 2022年10月2日 nekohon 猫ミステリー、推理小説(日本) 宮部みゆき『天狗風』 霊験お初捕物控(二)。 霊験お初シリーズ第二弾だが、別に第一弾を読んでいなくても十分に楽しめる。 もちろん、余裕のある方は是非第一弾から読んでほしいが。 他ならぬ宮部みゆきさんの本、面白いのは言うまでもない […]
2018年1月13日 / 最終更新日時 : 2022年10月2日 nekohon 猫ミステリー、推理小説(日本) 森村誠一『猫の自殺』 「非道人別帳五 紅毛天狗」収録。 「非道人別帳シリーズ」は第8巻まで出版されているようだが、この「猫の自殺」は第五巻に収容されている短編のひとつ。 頃は江戸時代。 ひとりの日雇い人足が突然死んだ。毒を食べた […]
2018年1月7日 / 最終更新日時 : 2022年10月2日 nekohon 猫ミステリー、推理小説(日本) 桂木祥『そぞろ迷図』猫眼夜話 『猫眼夜話』シリーズ第2話。 『猫眼夜話』シリーズ第2話だが、第1話はまだ読んでいない。 そのため、最初は登場人物のつながりがよく分からない部分もあったけれど、漫画チックな娯楽オカルトミステリーだから、別に […]
2017年12月30日 / 最終更新日時 : 2022年10月2日 nekohon 猫ミステリー、推理小説(日本) 日下圭介『証人は猫』 テレビでは「女動物医事件簿」という名前で映像化されたシリーズの2作目。 27歳の美人獣医、栃尾彩子が、動物たちを診察しながら謎を解く。 動物たちが何を見たのか。 動物たちの身に何が起こったのか。 トリマーで […]
2017年12月30日 / 最終更新日時 : 2022年10月2日 nekohon 猫ミステリー、推理小説(日本) 日下圭介『猫が嗤った』 テレビでは「女動物医事件簿」という名前で映像化されたシリーズ。 探偵役を務めるのは、美人獣医の栃尾彩子、27歳。テレビでは山口智子さんが演じていました。 この獣医、とにかく好奇心が強くて、事件と聞けば無理に […]
2017年12月3日 / 最終更新日時 : 2022年10月1日 nekohon 猫ミステリー、推理小説(日本) 柳広司『シートン(探偵)動物記』 シートン動物記にはウラがあった!?。 おなじみの手法から始まる。 探偵が、並はずれた観察眼で、訪問者自身の事を次々と的中させて驚かせるという、古典的導入部である。 探偵役はシートン。あの動物記で有名な、アー […]
2017年12月3日 / 最終更新日時 : 2022年10月1日 nekohon 猫ミステリー、推理小説(日本) 柳広司『漱石先生の事件簿 猫の巻』 抱腹絶倒、漱石ファンにはたまらない一冊。 『吾輩は猫である』がどれほどの傑作であるか、それは、どれほど多くの続編、パロディ、模倣、換骨奪胎、マンガ化、俗化、論文、解説、タイトルだけの借用等々が書かれているかを見ても、一目 […]
2017年11月28日 / 最終更新日時 : 2022年10月1日 nekohon 猫ミステリー、推理小説(海外) エラリー・クイーン『七匹の黒猫の冒険』 魔女の世界に紛れ込んだような、ミステリー短篇。 猫嫌いの寝たきりお婆さんが、毎週1匹ずつ黒い子猫を買う。 それも、同じ大きさ、同じ目の色の子猫ばかり。 疑問に思った探偵の推理が始まる・・・ 短編だが本格的推 […]
2017年11月28日 / 最終更新日時 : 2022年10月1日 nekohon 猫ミステリー、推理小説(日本) 有栖川有栖『ペルシャ猫の謎』 「国名シリーズ」第5弾。 ある男の殺人未遂事件をめぐる謎。 文庫本で47ページの短編ミステリー。 有栖川氏は3ニャンと同居されているそうだ。 こんなストーリーはそういう猫好き作家でないと思いつかないのではな […]
2017年11月28日 / 最終更新日時 : 2022年10月1日 nekohon 猫ミステリー、推理小説(日本) 東直己『猫は忘れない』ススキノ探偵シリーズ 映画・TVドラマ『探偵はBARにいる』シリーズの第12作。 「俺」は、「ミーナ」に、猫の世話を頼まれた。 ミーナはスナックの美人ママ。まだ27歳。 ソウル旅行で4日間留守にするから、マンションに通って猫の餌 […]
2017年11月2日 / 最終更新日時 : 2022年9月30日 nekohon 猫ミステリー、推理小説(日本) 若竹七海『ポリス猫DCの事件簿』 猫島には、一人のお巡りさんと、1匹のポリス猫がいた。 舞台は、神奈川県葉崎市猫島。 神奈川県の盲腸とよばれるひょろっとした葉崎半島の西に位置する小島で、潮が引くと砂州ができて陸続きになる。 正式名称は「砂渡 […]
2017年10月28日 / 最終更新日時 : 2022年9月30日 nekohon 猫ミステリー、推理小説(日本) 山村美紗『猫を抱いた死体』 TVドラマにもなっている〈葬儀屋探偵〉明子シリーズ。 軽いミステリー短編集。 葬儀屋探偵・明子は、テレビドラマ化もされている人気シリーズである。 テレビでの(最近の)配役は、片平なぎさ、大村崑、山村紅葉、神田正輝、等。 […]
2017年10月27日 / 最終更新日時 : 2022年9月30日 nekohon 猫ミステリー、推理小説(日本) 若竹七海『猫島ハウスの騒動』 猫島でおこった殺〇事件!? 夢の島である。 一周五百メートル足らずの小さな島。干潮時には対岸の猫島海岸と砂州がつながって歩いて渡れる。通常は船で渡る。橋はない。島の真ん中には猫島神社。島民は三十名余、そして、猫の数は10 […]
2017年10月26日 / 最終更新日時 : 2022年9月28日 nekohon 猫ミステリー、推理小説(日本) 若竹七海『古書店アゼリアの死体』 軽快なテンポでぐいぐい引き込まれるコージー・ミステリー 相澤真琴は、今年31歳。働き甲斐のあった会社は、あっけなく倒産してしまった。憂さ晴らしに大枚をはたいて有名ホテルに泊まったら、火事になった。幸い真琴は無事だったけど […]
2017年10月25日 / 最終更新日時 : 2022年9月28日 nekohon 猫ミステリー、推理小説(日本) 東川篤哉『完全犯罪に猫は何匹必要か?』 招き猫が招くアリバイ? 軽いミステリー長編。ほとんどコメディタッチのところも。一気に読めます。 猫キチガイとして知られる豪徳寺豊蔵が自宅のビニールハウスの中で殺された。 しかも実の娘の目の前で。 そのビニー […]
2017年10月23日 / 最終更新日時 : 2022年9月28日 nekohon 猫ミステリー、推理小説(日本) 仁木悦子『猫は知っていた』 若い兄妹が難事件を解く。 『猫は知っていた』は、1956年、河出書房の長編ミステリ一席入選したが、同社の財政悪化の為に出版中止、良く1957年、一般公募の江戸川乱歩章に回され受賞したという作品。 小説では、 […]
2017年10月23日 / 最終更新日時 : 2022年9月28日 nekohon ◆まとめ まとめ:赤川次郎『三毛猫ホームズ』シリーズ 三毛猫ホームズとは 三毛猫で、体つきはほっそりとしている。配色がユニークで、背はほとんど茶と黒ばかり、腹のほうが白で、前脚(まえあし)が右は真っ黒、左は真っ白だった。鼻筋が真っ直ぐ通ったきりっとした顔立ち、ヒゲが若々しく […]
2017年10月19日 / 最終更新日時 : 2022年9月28日 nekohon 猫ミステリー、推理小説(日本) 横溝正史『音羽の猫』 明快解決で胸がすっきり。 最近は妙に嫌なニュースばかりあるような気がしていたところへ、とんでもない作家が現れた。 横溝正史氏のことではない。 1996年に直木賞を受賞した某女流ホラー作家のことである。 この […]
2017年10月18日 / 最終更新日時 : 2022年10月4日 nekohon 猫ミステリー、推理小説(日本) 鮎川哲也・編『猫のミステリー』 猫が出てくる日本の短編ミステリー集。 いずれも短編。猫が大活躍して、という話は、残念ながらひとつもないのだが、どの話にも一応猫は出てくる。 1986年発行『猫のミステリー傑作選』改題。 「檸檬(レモン)色の猫がのぞいた」 […]
2017年10月16日 / 最終更新日時 : 2022年9月28日 nekohon 猫ミステリー、推理小説(海外) 『ネコ好きに捧げるミステリーベストセレクト12編』 海外発:ミステリー好きにはたまらない。 外国のミステリー短編集。 ●「替え玉」 パトリシア・モイーズ著、深町眞理子訳 自分の欲望を達成するためには殺人まで犯すことはない、ただちょっと妻を精神病院にでも入 […]
2017年10月15日 / 最終更新日時 : 2022年9月28日 nekohon 猫ミステリー、推理小説(日本) 柴田よしき『猫は毒殺に関与しない』 「猫探偵正太郎の冒険」シリーズ最新刊♪ 待ってました、正太郎くん♥ しかも、収録されている3作品のうち、最後の作品は文庫書下ろしオリジナルです。 今回の作品群では、正太郎は、殺人犯逮捕に力を貸したりはしませ […]
2017年10月15日 / 最終更新日時 : 2022年9月28日 nekohon 猫ミステリー、推理小説(日本) 柴田よしき『猫は引っ越しで顔あらう』 探偵正太郎の冒険4 正太郎と天ぷらそばの冒険 正太郎とひとみは、住み慣れた琵琶湖湖畔のマンションから、東京へ引っ越すことになった。ひとみの恋人が東京の大学勤務になったので、それを追いかけた形だ。なのに、なぜか恋人とは同居 […]
2017年10月15日 / 最終更新日時 : 2022年9月28日 nekohon 猫ミステリー、推理小説(日本) 柴田よしき『猫は聖夜に推理する』 猫探偵正太郎の冒険2 これも短編集。 「冒険1」よりも、正太郎が可愛く描いてあるような気がする。 と思ったら、イラストレーターの前田マリ氏も 「前回の表紙の正太郎はシブーく描いた。・・・(省略)・・・今回は […]
2017年10月15日 / 最終更新日時 : 2022年9月28日 nekohon 猫ミステリー、推理小説(日本) 柴田よしき『猫は密室でジャンプする』 猫探偵正太郎の冒険1 シリーズ3作目、今までの中で一番面白かった。 短編集だが、猫の視点から見た話と、人間の視点から見た話との両方があって、それぞれ作風が全然違う。 ストーリーも、より本格的なミステリーにな […]
2017年10月15日 / 最終更新日時 : 2022年9月28日 nekohon 猫ミステリー、推理小説(日本) 柴田よしき『消える密室の殺人』 猫探偵正太郎上京。 殺人はどーでもいいけど(?)、殺猫はゆるせにゃい! しかも、正太郎と友達になったばかりのアビシニアンが殺されたとあれば。 事件がおこったのは、題名通りの密室内。 正太郎をはじめ、多数のニ […]