2023年9月26日 / 最終更新日時 : 2023年9月26日 nekohon 微生物、植物、その他生物全般 スザンヌ・シマード『マザーツリー』 副題:~森に隠された「知性」をめぐる冒険~。 世界中で、森林利用といえば、皆伐して出来た空き地に、一種類の木を植樹、他の木は積極的に排除、ということが行われてきた。日本の山が杉や檜の単層林におおわれているのはご存じの通り […]
2023年9月26日 / 最終更新日時 : 2023年9月26日 nekohon 微生物、植物、その他生物全般 チャモヴィッツ『植物はそこまで知っている』 副題:感覚に満ちた世界に生きる植物たち。 植物と、動物。我々ヒトは動物の一種だから、どうしても身びいきで動物の方が優れていると思いがちだ。いや、思うとか思わないとか意識することさえないレベルかもしれない。太陽がまぶしいの […]
2023年8月19日 / 最終更新日時 : 2023年8月19日 nekohon イヌ オデル『青いイルカの島』 絶海の孤島にひとり残された少女の18年間。実話に基づく壮絶サバイバル。 あらすじ 先住民ガラサット族が暮らしていた島に、アリュート人たちがやってきた。ラッコ猟が目的だ。アリュート人たちは島で狩るかわりに先住民たちに分け前 […]
2023年8月11日 / 最終更新日時 : 2023年8月11日 nekohon 猫の小説(日本) 『江戸猫ばなし』 7人の作家による文庫書下ろし短篇集。 赤川次郎、稲葉稔、小松エメル、西條奈加、佐々木裕一、高橋由太、中島要による、江戸時代+猫のアンソロジー。どの話も優しく、化け猫が出てくるものでさえ、読んだ後に爽やかな風が吹き抜けてい […]
2023年8月11日 / 最終更新日時 : 2023年8月11日 nekohon 猫エッセイ(海外) ステファン・ガルニエ『猫は気まぐれに幸せをくれる』 心が疲れたティーンエイジャーにおすすめしたい一冊。 複数の猫たちとくらしてきた著者。中でもジギーは特別な存在でした。いつも著者によりそい、ともにに歩んできた相棒。不幸にもジギーはあるとき交通事故に遭ってしまい、前足を一本 […]
2023年8月11日 / 最終更新日時 : 2023年8月11日 nekohon 獣医論・獣医さんのエッセイ 石野孝・相澤まな『ねこの肉球診断BOOK』 副題:東洋医学的体調チェックとツボマッサージ まず、猫の肉球についての説明。その役目や、発汗のこと、臭い、各部分の名前、色、その他を、豊富な写真で説明します。 つぎに、東洋医学について。陰と陽とは?経絡とツボとは?気・血 […]
2023年7月27日 / 最終更新日時 : 2023年7月27日 nekohon 猫の映画・DVD 映画『長ぐつをはいたネコ』 長ぐつをはいた猫と、黒装束の雌猫と、ハンプティ・ダンプティの大冒険。 ストーリーはペローやグリムの童話「長ぐつをはいた猫」とは別物です。猫の長ぐつと帽子以外に共通点はありません。 紹介 長ぐつをはいた猫「プス」はお尋ね者 […]
2023年7月27日 / 最終更新日時 : 2023年7月27日 nekohon 古典・伝承文学 『古典文学動物誌』 古典の世界に棲む動物の百科! 全部で126種の動物たちを、まず「実在の動物たち」112種と「幻想の動物たち」14種に大きく分類。実在の動物たちはさらに、獣・鳥・虫・魚・介にわけて紹介しています。 【実在の動物たち】 【幻 […]
2023年7月24日 / 最終更新日時 : 2023年7月24日 nekohon 野生動物(日本) 『モグラ ハンドブック』 飯島正弘・土屋公幸著。日本に生息する21種のモグラの仲間たち。 日本に生息しているのは、20種のトガリネズミ形目と、1種の外来種ハリネズミ目。その全種について、生息している現地での生態写真があるというのが、まず素晴らしい […]
2023年7月24日 / 最終更新日時 : 2023年7月24日 nekohon 古典・伝承文学 御伽草子『鼠の草子』 鼠が、ある美しい姫を妻にするが・・・ あらすじ 何時の時代か、京の四条堀川の院のほとりに、鼠の権頭(ごんのかみ)という、とても長生きな鼠がいた。その鼠がある時、家臣の穴掘の左近尉(あなほりのさこんのじょう)を呼んで言うこ […]
2023年7月14日 / 最終更新日時 : 2023年7月15日 nekohon 古典・伝承文学 御伽草子『猫の草子』 鼠と猫の言い分をある尊い僧が聞く。 「御伽草子」は、室町時代につくられた散文体の読物の総称。『浦島太郎』『鉢かづき』『ものくさ太朗』『一寸法師』『酒呑童子』等、今も親しまれている作品は多い。 『猫の草子』あらすじ 国土安 […]
2023年6月29日 / 最終更新日時 : 2023年6月29日 nekohon 猫を知る(海外) ブラッドショー『猫的感覚』 羽田詩津子訳。動物行動学が教えるネコの心理 ネコを愛している人は、それ以上のことを知らなくても、わたしの友人であり仲間だ。―――マーク・トウェイン前裏表紙より 英国の動物学者がネコを語る 著者のジョン・ブラッドショーは、 […]
2023年6月4日 / 最終更新日時 : 2023年6月4日 nekohon 野生動物(日本) 南正人『シカの顔、わかります』 シカの顔を見分けて33年!超貴重な世界的大研究 すばらしい観察記録です。世界に誇れるレベルであること間違いありません。33年にも渡って、ひとつの地域に生息する総計1000頭にも及ぶ野生動物を観察し続けたというだけでも偉業 […]
2023年5月4日 / 最終更新日時 : 2023年5月13日 nekohon 動物愛護・保護 デカルト『方法序説』 「動物機械論」=動物に魂や精神はあるのか?それとも、ただの自動機械か? 今回は、あの超有名な哲学者、デカルトの著。 「え?ここは猫本紹介コンテンツでは?なぜデカルト?」と思われる人も多いかもしれない。が、動物の権利や解放 […]
2023年5月4日 / 最終更新日時 : 2023年5月4日 nekohon 猫の小説(海外) 中村融編『ねこは宇宙で丸くなる』 猫SF傑作選。 猫がでてくる短篇集。「地上編」5話、「宇宙編」5話の、全10話です。 パフ―――フェフリー・D・コイストラ “Puff” Jeffery D.Kooistra 山岸真訳 登場ニャン […]
2023年4月25日 / 最終更新日時 : 2023年4月27日 nekohon 動物愛護・保護 うめざわしゅん『ダーウィン事変』01~05巻 「種差別」について徹底的に追究した名作マンガ。 「人種差別」や「性差別」についてなら、誰でも聞いたことがあるでしょう。ヒトを、肌の色や人種とか出生地、あるいは、男か女かLGBTQかで差別することです。しかし日本人は平和ボ […]
2023年4月18日 / 最終更新日時 : 2023年4月18日 nekohon 野生動物(世界) 『動物のうんちえほん』 うんちはいろんなところで役に立っているよ! うんちってなに?どうやってできるの?動物たちのトイレは?うんちの形は? 動物達のうんちを、楽しくかわいらしく解説した絵本です。 動物たちは色使いも表情も親しみやすい絵柄 […]
2023年4月12日 / 最終更新日時 : 2023年4月12日 nekohon 猫の児童文学・童話 高橋うらら『野鳥もネコもすくいたい!』 副題:~小笠原のノラネコ引っこし大作戦~。 永吉カヨ/絵、小笠原自然文化研究所・社団法人東京都獣医師会/監修。 あらすじ 小笠原諸島は、日本本土の南東、1000km以上も離れた太平洋上に位置する島々です。父島列島、母島列 […]
2023年4月9日 / 最終更新日時 : 2023年4月9日 nekohon 小説(猫番外編) 西村京太郎『内房総線の猫たち』 副題:異説里見八犬伝 曲亭馬琴の超大作『南総里見八犬伝』は、名字に「犬」がつく八剣士(犬士)が大活躍する物語。しかし、里見家に本当にいた家臣たちにについていた字は「犬」ではなく・・・!? あらすじ 猫田京介(狂介)は孤児 […]
2023年4月5日 / 最終更新日時 : 2023年4月5日 nekohon 猫ミステリー、推理小説(日本) 杜奏みなや『佐々木探偵事務所には、猫又の斑さんがいる。二』 どうしたら佐々木主人に恩返しができる?。 あらすじ 怪界には絶対の掟がある。現界に降りた物の怪は、決して人間にその正体を知られてはならない。もし見られた場合は怪界に戻るのが掟だった。 猫又の斑さんも、うっかり、見られてし […]
2023年4月5日 / 最終更新日時 : 2023年4月5日 nekohon 猫ミステリー、推理小説(日本) 杜奏みなや『佐々木探偵事務所には、猫又の斑さんがいる。』 吾輩は猫又である。 あらすじ 名前はなかった・・・大昔、ふつうの猫であった頃は。猫又と今は立派な名前がある。「斑(まだら)さん」だ。「さん」付けで頼むね。吾輩のご主人、佐々木探偵事務所の佐々木さんが、「斑さん」と名付けて […]
2023年3月25日 / 最終更新日時 : 2023年3月25日 nekohon 動物愛護・保護 ノチェッラ二世他編『動物と戦争』 井上太一訳。副題:真の非暴力へ、《軍事-動物産業》複合体に立ち向かう (前略)軍事という人間の営為は人間以外の生きものを、人間以上に苦しめる。(中略)最大の被害者は彼等であり、戦争が起これば我々はどのような立場の人間で […]
2023年3月21日 / 最終更新日時 : 2023年3月21日 nekohon 猫マンガ 五十嵐大介『カボチャの冒険』 都会から田舎に引っ越した元箱入り娘猫は・・・。 となりの家まで田んぼ数枚分、つまり、数百メートル。そんな空き家に愛猫1ニャンをつれて移り住んだ一人の男。それまで空き家だったその田舎家には、以前はキツネが住んでいたとかいな […]
2023年2月19日 / 最終更新日時 : 2023年2月21日 nekohon 古典・伝承文学 根岸鎮衛『耳嚢(みみぶくろ)』(2/2) ←もどる:根岸鎮衛『耳嚢』(1/2) 巻之九 猫の怪の事 現代語(逐語訳ではありません) 文化十一年、日光東照宮に修復工事があって、江戸から大勢出かけたが、御徒目付(おかちめつけ)の梶原平次郎が、当地の知り合いへ言ったこ […]
2023年2月19日 / 最終更新日時 : 2023年2月20日 nekohon 古典・伝承文学 根岸鎮衛『耳嚢(みみぶくろ)』(1/2) 『耳嚢(みみぶくろ)』について 『耳嚢』は旗本根岸鎮衛(ねぎしやすもり)が、天明から文化にかけて三十余年間に書継いだ随筆です。内容は、耳に挟んだ奇談や雑話など、今の言葉でいえばゴシップ話に近いものから、生活の知恵や治療法 […]