2018年8月15日 / 最終更新日時 : 2022年10月5日 nekohon イヌ バーンフォード『三匹荒野を行く』 猫と犬達が、400kmの大冒険。 カナダのハンター家には3頭の動物達がいた。 タオは、エリザベスの愛猫。しなやかで美しいシャムネコで、狩りが得意。 ボジャーは、ピーターが物心つく前から一緒に育ったイングリッ […]
2018年8月13日 / 最終更新日時 : 2022年10月5日 nekohon 猫の小説(海外) デイヴィス『ケンブリッジの哲学する猫』 数学者が書いた小説。 イギリスはケンブリッジという世界有数の古い大学街にふさわしい、非常に哲学的(?)な猫の話。 主人公はトマス・グレイという名前の猫。 男名だが、雌猫だ。 猫とは思えぬ優れた知能と深い考察 […]
2018年8月9日 / 最終更新日時 : 2022年10月5日 nekohon 猫エッセイ(日本) 谷村志穂『いつものお茶、いつもと違う猫』 猫のことは書かない作家のはずだったのに。 猫を飼い始めたとき、編集者に言われたそうだ。 「・・・猫を飼ったからといって、自分の猫についてあれこれ書くような作家にだけはならないでくださいよ。約束してくださいよ […]
2018年8月4日 / 最終更新日時 : 2022年10月5日 nekohon 猫の小説(日本) 永森裕二『ねこタクシー 上・下』 映画にもなっている、猫をのせたタクシーの話。 間瀬垣務(ませがき つとむ)、48歳。 タクシー運転手、元は中学校英語教師。 ませガキ、なんて名前とは正反対の性格で、言いたいこと何一つ言えない小心な平和主義者 […]
2018年7月31日 / 最終更新日時 : 2022年10月5日 nekohon 猫の小説(海外) ロダーリ『猫とともに去りぬ』 イタリアを代表する児童文学作家による短編集。。 表題の「猫とともに去りぬ」は、15ページの短編。 「アントニオ氏は、昔でこそ駅長を務めたものの、いまでは退職、年金生活を送っている。」 ところが家族は誰もアン […]
2018年7月31日 / 最終更新日時 : 2022年10月5日 nekohon 猫の小説(海外) ラトリッジ『猫の贈り物』 猫の目から見たこの世界。 原題は “Diary of a Cat” つまり、“ある猫の日記”。 その題名の方が、内容をずっとよく表していると思う。 主人公の猫の名前はわからない。 日 […]
2018年7月30日 / 最終更新日時 : 2022年10月5日 nekohon 猫エッセイ(日本) 村上春樹『うずまき猫のみつけかた』 村上春樹さんのアメリカ滞在記。 1993年から2年間、村上さんはケンブリッジに住んでいた。 ボストンマラソンに出場したり、車を盗まれたりのエピソードが、軽いタッチで語られている。 猫は所々出てくる。 が、い […]
2018年7月30日 / 最終更新日時 : 2022年10月5日 nekohon 猫の小説(日本) 村上春樹『海辺のカフカ(上・下)』 世界一タフな15歳は・・・。 主人公はふたり。 一人目は、‘田村カフカ’と名乗る15歳の少年。‘僕’の一人称で書かれている。 二人目は、‘ナカタさん’。小学校4年生のときの不思議な体験以来、頭が悪くなり字を […]
2018年7月30日 / 最終更新日時 : 2022年10月5日 nekohon 猫ミステリー、推理小説(海外) モリス『猫探偵ジャック&クレオ』 相続条件は、遺産の家に住むことと、遺されたペット達の世話をすること、それから、・・・。 ケイトは29歳の未亡人。 一人息子ジェレミーのために必死で働いているが生活は苦しい。 そんなケイトに思わぬ幸運が飛び込 […]
2018年7月29日 / 最終更新日時 : 2022年10月5日 nekohon 猫エッセイ(日本) 群ようこ『ビーの話』 お隣さんの猫は、超甘えん坊で気まぐれ。 群ようこさんの猫エッセイといえば、『トラちゃん』と並んで、この『ビーの話』。 『トラちゃん』は、自分の家の猫の話であるのにひきかえ、『ビー』は、最初から最後まで他人の […]
2018年7月29日 / 最終更新日時 : 2022年10月5日 nekohon 猫エッセイ(日本) 群ようこ『おかめなふたり』 出会いは、突然、一目惚れ。 今、うちには生後推定約半年のハナがいる(注:書評掲載時)。 群さんのしぃちゃんと同じく白黒猫で、鉢割れおかめ模様でこそないものの、似たような色模様で、またそのやんちゃなことといい […]
2018年7月27日 / 最終更新日時 : 2022年10月5日 nekohon 猫エッセイ(日本) 向田邦子『眠る盃』 東京ど真ん中のアパートに、ライオン?。 1970年代後半に「文藝春秋」他で発表されたエッセイを集めたエッセイ集。 猫が出てくるのは数章、他は、犬の話とか、不思議なライオンの話など。 あとはごく普通のエッセイ […]
2018年7月24日 / 最終更新日時 : 2022年10月5日 nekohon 猫の小説(日本) 宮本輝『避暑地の猫』 軽井沢の、夢か現実か、・・・悪魔?。 猫、と題名がついてはいるが、猫は全然活躍しない。 冒頭でペルシャ猫がチラリと出てくるのと、他には迷子猫の話が少々挿入されているだけだ。 その迷子猫は、冒頭に出てきた猫と […]
2018年7月24日 / 最終更新日時 : 2022年10月5日 nekohon 猫の小説(日本) 宮沢賢治『注文の多い料理店』『どんぐりと山猫』 新潮文庫『注文の多い料理店』収録。 『注文の多い料理店』 有名すぎて、殆どの人は幼年時代に絵本で読んで(見て)いるでしょう。 たいていの絵本には、ナイフとフォークを持ってナプキンをかけた大猫の姿が、挿し絵と […]
2018年7月24日 / 最終更新日時 : 2022年10月5日 nekohon 猫の小説(日本) 水無月さらら『猫の橋口さん』 大好きなお母さんを失った男の子を、飼い猫が心配して・・・。 ふうわりと、あたたかい気持ちになれる小説です。 ちょっぴり切なくて、ちょっぴり悲しくて、ちょっぴり涙ぐんだりしちゃうけど、読み終わった口元にはきっ […]
2018年7月24日 / 最終更新日時 : 2022年10月5日 nekohon 猫の小説(日本) 見尾田瑞穂『猫がタンゴを踊るとき』 「黒ネコのタンゴ」作詞者による猫小説。 俺は二歳半の牡猫だ。人間で言えば二十五、六の生意気盛り、いっぱし世間の荒波に揉まれたつもりでいるが、飼い主のママちゃんから見れば、いつまでたっても子猫のままらしい。 […]
2018年7月22日 / 最終更新日時 : 2022年10月5日 nekohon 猫ミステリー、推理小説(海外) マルグレイ『ねこ捜査官ゴルゴンゾーラとハギス缶の謎』 政府公認、麻薬探知猫が活躍!。 D.J.スミス、女性、英国歳入税官庁の麻薬密輸捜査官、「機密というマントをはおって、潜入捜査をする」のが仕事。 相棒は、猫のゴルゴンゾーラ。 英国歳入税関庁に正式に任命されて […]
2018年7月22日 / 最終更新日時 : 2022年10月5日 nekohon 猫ミステリー、推理小説(海外) マルティーニ『猫探偵カルーソー』 猫たちが、徒党を組んで事件を解決!。 イタリアのヴェネツィアは、ご存じ世界的な観光名所。 そしてイタリアの観光地にはなぜか猫が多いが、ここヴェネツィアももれなく、猫が多い。 ここの猫たちは知っていた。ヴェネ […]
2018年7月22日 / 最終更新日時 : 2022年10月5日 nekohon 猫ミステリー、推理小説(海外) マキャフリー『誰も猫には気づかない』 タイトルとは裏腹に、目だって仕方ない猫が主人公(笑)。 動物好きで知られるSFファンタジー作家の猫の小説。 時代は中世。 頼りになる老摂政が亡くなった。 若い領主ジェイマス5世の両肩に、エスファニア国の治世 […]
2018年7月22日 / 最終更新日時 : 2022年10月5日 nekohon 猫ミステリー、推理小説(海外) マーシャル『迷子のマーリーン』 『三毛猫ウィンキー&ジェーン』シリーズ第一弾。 主人公のジェーン・スチュアートは、著作権エージェント。作家と出版社の橋渡しをするのが仕事だ。もともとは夫と経営していた。頼もしい夫は若くして亡くなってしまった […]
2018年7月19日 / 最終更新日時 : 2022年10月5日 nekohon 猫の小説(日本) 保坂和志『もうひとつの季節』 谷崎潤一郎賞を受賞した「季節の記憶」の続編。 “僕”と、息子のクイちゃんと、便利屋の松井さんと妹の美紗ちゃん、それに猫の茶々丸とが、鎌倉・稲村ヶ崎に住んでいる。 その平和で平凡な日常を書いた静かな小説・・・ […]
2018年7月19日 / 最終更新日時 : 2022年10月5日 nekohon 猫の小説(日本) 保坂和志『猫に時間の流れる』 猫が出てくる短篇2つ。 表題の「猫に時間の流れる」と「ナイトキャップ」の2編からなる。 「猫に時間の流れる」は、どこまでも猫を中心に置いた短編。 “ぼく”は古いマンションの3階に住んでいて、両隣がそれぞれ猫 […]
2018年7月15日 / 最終更新日時 : 2022年10月5日 nekohon 猫の小説(海外) 『ブラックウッド傑作選』 夏の夜におすすめな恐怖小説集。 ブラックウッド(1869-1951)は、イギリスの小説家。ドイツの寄宿学校で学んだり、カナダに渡って牧場を営んだり、アラスカのゴールドラッシュに加わったり等々、波乱に満ちた生 […]
2018年7月14日 / 最終更新日時 : 2022年10月5日 nekohon 猫ミステリー、推理小説(海外) ブラウン,R.M.『病院が嫌いな猫』 『トラ猫ミセス・マーフィ』シリーズ 第9弾。 病院の古いボイラー室で設備管理主任が殺された。 嫌われ者だったとはいえ、殺されるほど嫌われていたとは思えず、女郵便局長・ハリーの好奇心がうずきだす。 うずきすぎ […]
2018年7月14日 / 最終更新日時 : 2022年10月5日 nekohon 猫ミステリー、推理小説(海外) ブラウン,R.M.『アルバムをひらく猫』 『トラ猫ミセス・マーフィ』シリーズ 第8弾。 同期会というものは、常に、様々な感情を引き起こす。 それは日本人もアメリカ人も変わらないらしい。 ましてそれが、高校卒業後20回目の節目となれば、様々な人生に変 […]