2017年11月30日 / 最終更新日時 : 2022年10月1日 nekohon 猫エッセイ(日本) 赤瀬川源平『猫の文明』 人間の文明の中に隠れるようにして、密かに、猫の文明が発展している? 日本人の心をもっとも端的に現すもののひとつに、茶道があげられることは、誰でも異存はないだろう。 赤瀬川氏は、子供のころ、家に犬も猫もいなく […]
2017年11月30日 / 最終更新日時 : 2022年10月1日 nekohon 猫エッセイ(日本) 来生えつこ『いつでも猫がそばにいる』 数多くの猫を飼い、産ませ、そして、見送った作家。 作詞家・兼・作家の来生えつこ氏の猫エッセイ。 来生氏の、猫に接する態度にはかなり好感を持った。 非常に自然で、且つ、猫と人とは違うということをちゃんと理解し […]
2017年11月30日 / 最終更新日時 : 2022年10月1日 nekohon 小説(猫番外編) アナトール・フランス小説集12『やせ猫』 「やせ猫」という名前の場末のカフェでの話。 猫はまったく出てきません。 「やせ猫」という名前の場末のカフェに集まった人達の話です。 まだ世界的に植民地が残っている時代ならではの話です。 あ、フランスという国 […]
2017年11月30日 / 最終更新日時 : 2022年10月1日 nekohon 猫の小説(日本) 東雅夫:編『猫路地』 20人の作家たちによる猫短篇集。 猫が登場する小説を集めたもの。 いずれも数ページ程度の、ごく短い作品です。 猫好きには楽しい、夢のひとときをどうぞ。 『猫火花』 加門七海 実に発想が楽しい。こういう話、好 […]
2017年11月30日 / 最終更新日時 : 2022年10月1日 nekohon ◇一般の本 吉田金彦編『語源辞典 動物編』 う~~ん・・・。 生き物の名前の由来を説明した辞書。 あざらし、あしか、あなぐま、いたち、犬・・・と始まって、全部で690語。 昔の人々が、その動物をどう見ていたか想像でき、遠い古代に想いをよせる楽しさがあ […]
2017年11月28日 / 最終更新日時 : 2022年10月1日 nekohon 猫ミステリー、推理小説(海外) エラリー・クイーン『七匹の黒猫の冒険』 魔女の世界に紛れ込んだような、ミステリー短篇。 猫嫌いの寝たきりお婆さんが、毎週1匹ずつ黒い子猫を買う。 それも、同じ大きさ、同じ目の色の子猫ばかり。 疑問に思った探偵の推理が始まる・・・ 短編だが本格的推 […]
2017年11月28日 / 最終更新日時 : 2022年10月1日 nekohon 動物関連の法律 根崎光男『生類憐みの世界』 生類憐みの令の実態や時代背景が良く理解できる! 平成18(2006)年6月15日、遺失物法が改正され、平成19年12月10日から施行されました。 その大きな変更点のひとつに、所有者がわからない犬猫は、警察で […]
2017年11月28日 / 最終更新日時 : 2022年10月1日 nekohon 猫エッセイ(海外) ミシュレ『猫:猫と歴史家と二度目の妻』 150年以上前、フランスでは猫はどんなふうに飼われていたか。 歴史家ジュール・ミシュレの2度目の妻が残した「膨大な原稿や覚え書きの類を、ガブリエル・モノが整理・編纂して刊行した」本を原本とし、「その第一部の […]
2017年11月28日 / 最終更新日時 : 2022年10月1日 nekohon 猫ミステリー、推理小説(日本) 有栖川有栖『ペルシャ猫の謎』 「国名シリーズ」第5弾。 ある男の殺人未遂事件をめぐる謎。 文庫本で47ページの短編ミステリー。 有栖川氏は3ニャンと同居されているそうだ。 こんなストーリーはそういう猫好き作家でないと思いつかないのではな […]
2017年11月28日 / 最終更新日時 : 2022年10月1日 nekohon 猫ミステリー、推理小説(日本) 東直己『猫は忘れない』ススキノ探偵シリーズ 映画・TVドラマ『探偵はBARにいる』シリーズの第12作。 「俺」は、「ミーナ」に、猫の世話を頼まれた。 ミーナはスナックの美人ママ。まだ27歳。 ソウル旅行で4日間留守にするから、マンションに通って猫の餌 […]
2017年11月28日 / 最終更新日時 : 2022年10月1日 nekohon 猫ミステリー、推理小説(日本) 畠中恵『ねこのばば』 時は江戸時代、妖怪まみれの、若旦那のお坊ちゃま。。 江戸時代を舞台とするミステリーといえば、活力あふれる親分さんが大暴れ、というものが多いが、このシリーズはちょっとかわっている。 主人公の「若だんな」こと一 […]
2017年11月25日 / 最終更新日時 : 2022年10月1日 nekohon 想像上の動物、UMAなど シュテュンプケ『鼻行類』 副題:新しく発見された哺乳類の構造と生活。 まず最初に断っておきます。 鼻行類などという生物は存在しません! このことをしっかり頭に入れてからこの本をお読み下さい。 そうしないと、あなたは必ず混乱し、すっか […]
2017年11月25日 / 最終更新日時 : 2022年10月1日 nekohon その他(野生ネコ科) 非日常実用講座2『ライオンの飼い方』 副題:猛獣・海獣・珍獣・巨獣といっしょに暮らす!!。 私の子どものころの夢は、大型ネコ科と一緒に暮らすことだった。 さすがにライオンは大きすぎると思ったが、チーターならなんとかなるだろうと信じていた。小学校 […]
2017年11月25日 / 最終更新日時 : 2022年10月1日 nekohon ◇一般の本 ジュリア・M・シートン『燃えさかる火のそばで シートン伝』 動物好きなら誰でも知っている名前”シートン”の伝記。 本著は、1971年12月にヤハカワ・ノンフィクションより刊行された作品を修正・再編集したもの。 アーネスト・トンプソン・シートン […]
2017年11月23日 / 最終更新日時 : 2022年10月1日 nekohon 図鑑、百科 今泉忠明『猛毒動物の百科』 毒のある動物は、意外と身近にも生息している。 この本は「動物化学兵器の百科」である。 人間が使うよりずっと昔から、自然界では化学兵器が使われていた。 その種類は豊富で、使用法も豊富だ。 獲物を捕るのと、身を […]
2017年11月23日 / 最終更新日時 : 2022年10月1日 nekohon 野生ネコ科の図鑑 今泉忠明『野生ネコの百科』 ネコ科全般について知りたい方に。 ネコ科は、地上でもっとも完成された肉食獣である。 鋭い牙。頑丈なあご。出し入れ自由な爪(チーターを除く)。強靱な筋肉。柔軟な背骨。高い知能。 体のどの部分を見ても、これほど […]
2017年11月23日 / 最終更新日時 : 2022年10月1日 nekohon 猫の映画・DVD 映画『キャッツ&ドッグス』 猫対犬のスパイ大合戦。 人間の知らないところで、犬も猫も科学文明を築いていた? ブロディー教授は、犬アレルギーを劇的におさえる薬を開発中だった。薬はもう少しで出来そうなのだが、そんなときに、教授の飼い犬で大 […]
2017年11月23日 / 最終更新日時 : 2022年10月1日 nekohon 野生ネコ科の映画・DVD 映画『ライフ・オブ・パイ』 トラと漂流した227日。 * あらすじ * パテル一家はインドで動物園を経営していた。お父さん、お母さん、お兄さんと、次男のピシン。 ピシンとは、フランス語で「プール」の意である。が、英語の「おしっこする […]
2017年11月23日 / 最終更新日時 : 2022年10月1日 nekohon 小説(野生ネコ科) マーテル『パイの物語』(上・下) 少年とベンガルトラの成獣が、小さな救命ボートに。 世の中に「漂流物語」は数多くあれど、こんな設定のものが他にあっただろうか! ピシン・モリトール・パテル、通称「パイ」は、インドの動物園経営者の息子である。 […]
2017年11月23日 / 最終更新日時 : 2022年10月1日 nekohon 動物関連の法律 『ペット六法 第1版』 世界初のペット六法。 帯には 「本書は世界初のペット六法です。ペットを中心に、動物に関連する、条約、法律、条例などを幅広く収録しています。ペットは言うに及ばず、動物の法令は本書1冊で十分対応できます。」 と […]
2017年11月23日 / 最終更新日時 : 2022年10月1日 nekohon 猫雑誌 月刊誌『猫の手帖』(休刊) 2008年5月号で休刊してしまったが・・・。 猫の雑誌といえばまずこの「猫の手帖」でした。 2008年に休刊してしまいましたが、敬意を表して、昔書いたレビューは残します。 ***** 愛称「猫手」。私が生ま […]
2017年11月21日 / 最終更新日時 : 2024年1月21日 nekohon 古典・伝承文学 吉田兼好『徒然草』 その昔、「馬・牛・犬を除き、人間は動物を飼うべきではない」と、兼好法師は説いた。 『徒然草』 (つれづれぐさ)は、吉田兼好が元弘1(1331)年ごろ書いた二百四十三段からなる随筆。 多方面な教養を持つ著者が、興に随って書 […]
2017年11月21日 / 最終更新日時 : 2022年10月1日 nekohon 野生動物(世界) メルヴィル『白鯨』 コーヒーで有名な「スターバック」の由来となった本。 最近、「捕鯨」という文字をよく目にする。2014年3月31日、オランダ・ハーグの国際司法裁判所(ICJ)で、日本が敗訴したからだ。 日本は、南極海での「調 […]
2017年11月19日 / 最終更新日時 : 2022年10月1日 nekohon 猫絵画集・版画集 『猫の絵画館』 浮世絵から近代絵画までアートになった愛くるしい猫たち。 と、帯に書いてあります。 その通り、数多くの猫の絵、それも美術的にも名作といわれる絵ばかりを集めた絵画集です。 嬉しいのは、ところどころ、猫の部分アッ […]
2017年11月19日 / 最終更新日時 : 2022年10月1日 nekohon 猫絵画集・版画集 久保幸造『Cats Fantasy 夕闇のキャッツ ファンタジー』 ノスタルジック・ファンタジー アートブック・シリーズ2。 猫のうしろに、楽器を演奏する男の薄汚れたポスター。 錆びれて貧しい街角。 半分剥げた女の壁画。 ゴミ箱、ベンチ、エトセトラ。 ・・・ なんとも雰囲気のある、すてき […]