2017年12月9日 / 最終更新日時 : 2022年10月1日 nekohon 動物愛護・保護 山路徹と救出チーム編『ゴン太、ごめんね、もう大丈夫だよ!』 副題『福島第一原発半径20キロ圏以内 犬猫救出記』。 その昔。 アフリカで発生したといわれる人類が、はるばる日本の土地まで来て住み着き、文明を築き、国家を築き、土地に満ち溢れた。 以来、日本の国土は様々な災害に襲われてき […]
2017年12月9日 / 最終更新日時 : 2022年10月1日 nekohon 猫写真集 中川こうじ『のらねこ。』 『外で暮らす猫の姿をありのままにとらえたフォトエッセイ』。 帯にはこう書いてある。 かわいいだけじゃない。 自由なだけじゃない。 かけがえのない命がここにある。 (中略) さまざまな過去を背負い 不確定な未 […]
2017年12月9日 / 最終更新日時 : 2022年10月1日 nekohon 猫エッセイ(海外) バロウズ『内なるネコ』 波乱万丈な人生を送った男にとって、猫とは。 この本は、W.バロウズ氏の作品を色々読んでいる人が読むべき本ではないかと思う。私は残念ながら氏の著作を他にひとつも読んでいない。なので多分全然理解できていない。き […]
2017年12月9日 / 最終更新日時 : 2022年10月1日 nekohon 猫の小説(日本) 吉行理恵『小さな貴婦人』 思い出すのは、ある色の猫のことばかり。 チャコールグレーの猫をめぐる女達の話。 その猫は、もういない。 老詩人の猫は33年も前に死んだ。作家の猫も死んだ。郵便局職員の猫は行方不明になった。 しかし今でも、3 […]
2017年12月9日 / 最終更新日時 : 2022年10月1日 nekohon 猫を知る(海外) テルフォード/カーダー『猫がクラウン猫になるための秘密のルール』 副題『3000年前から伝わる飼い主操縦法36章』。 この本は、アメリカでベストセラーとなった“The Rules” という本(女性の為の処世術?の本らしい)の、パロディ本だそうだ。しかし残念ながら私は元とな […]
2017年12月9日 / 最終更新日時 : 2022年10月1日 nekohon 動物愛護・保護 吉田眞澄『ペットと暮らす』 ペット先進国、すごい!日本はまだまだ後進国(涙)。 ペット法学会副理事長という肩書きを持つ吉田眞澄氏の著作。 現代社会でのペット(コンパニオン・アニマル)との共生のあり方を、法学の知識を基に書いた本。 ペッ […]
2017年12月7日 / 最終更新日時 : 2022年10月1日 nekohon 猫を知る(海外) ゲティングズ『猫の不思議な物語』 西洋では猫は神秘的な、ときには魔性の動物だった。 日本にも化け猫や猫又の伝説があるが、西洋の悪魔や魔女伝説の恐ろしさとは比べものにならないように思われる。 西洋では、猫は魔女の伴侶として長い間虐待された。そ […]
2017年12月7日 / 最終更新日時 : 2022年10月1日 nekohon 猫の小説(日本) 宇江佐真理『深川にゃんにゃん横丁』 人情あふれる下町に住む猫たちと人間たち。 江戸時代。 深川にある、人一人がようやく通れるような、ある狭い小路は、猫の取り道にもなっていて、必ず一匹や二匹の猫を見かける。 その町の住民達にも猫好きが多く、路上 […]
2017年12月7日 / 最終更新日時 : 2022年10月1日 nekohon 猫絵画集・版画集 岡本肇『猫だより 笑ったぶんだけ楽しくなれる。』 猫を見習って生きようよ。 「猫の生活がいちばん幸せかも・・・・・」 そう思う人は意外と多いのではないでしょうか。 page 2 この文章で、この本は始まります。 半分納得しつつ、ちょっとドキッとします。 う […]
2017年12月7日 / 最終更新日時 : 2022年10月1日 nekohon 猫絵画集・版画集 稲垣進一/悳俊彦『江戸猫 浮世絵猫づくし』 『猫の浮世絵だけを集めた日本初の作品集』。 ・・・と聞けば、猫好きさんも、浮世絵好きさんも、心さわぐのではないでしょうか。 猫の一瞬の動きを見事にとらえた一枚。 今ならカメラがありますから、どんな一瞬でも捕 […]
2017年12月7日 / 最終更新日時 : 2022年10月1日 nekohon 大人にもお勧めな絵本(日本) まつぼっくり『ネコさんものがたり』 猫好きならではの、猫飼いならではの。 ‘ネコさん’は、アメリカンショートヘアーとシャムの両親から生まれた子。 さびしがりやであまえんぼう、ときどきあばれんぼう。 お目々はブルー。 弱点は、そのまがったシッポ […]
2017年12月7日 / 最終更新日時 : 2022年10月1日 nekohon 猫写真集 ジェルミ・エンジェル『猫ふえちゃった』『猫とねことネコ』 北海道のムツゴロウ王国の百数十匹の猫たち。 いずれも、有名なムツゴロウ動物王国の猫達の写真集。 ムツゴロウ氏は呑気なことにも不妊手術をしなかったばかりか、最初の頃は飼い猫を外出自由にしていたらしい。 当然な […]
2017年12月5日 / 最終更新日時 : 2022年10月1日 nekohon 猫の小説(海外) ハウイー『恋人はタキシードを着たネコ』 雪深い山荘で、猫たちだけを相手に。 “私”は離婚し、雪の中の山荘へと旅立つ。 2匹の猫たちだけを連れて。 雪に閉ざされた小屋で、ネコのヴィニーは人語を語り出す。 さらにシロクマのサイモンも加わって、不思議な […]
2017年12月5日 / 最終更新日時 : 2022年10月1日 nekohon 猫エッセイ(日本) 夏目鴎外『猫と私 老医の介護体験』 男性も若いときから家事に親しむ方がよいという実例!? 著者は、副題通り、年配の医者(人間の)。 で、介護したのは、18歳の猫と老妻。 ある日妻が突然単身赴任してしまう。 著者はあわてる。 家事なんてしたこと […]
2017年12月5日 / 最終更新日時 : 2022年10月1日 nekohon 動物愛護・保護 浅井登美子『捨て猫を救う街』 副題:わたしは猫おばさん。 かなり頭に来る内容の本だ。 もちろん著者の事ではない。 無理解な登場人物達=猫嫌いたちに対して、である。 私は他人を、動物が嫌いだという、その事ゆえに責める気は毛頭無い。 誰だって好き嫌いはあ […]
2017年12月5日 / 最終更新日時 : 2022年10月1日 nekohon イヌ ゴンザレス/フライシャー『今日もまた猫たちを救う犬』 『猫たちを救う犬』の続編。 本がベストセラーになり、ジニーとゴンザレス氏はすっかり有名になった。 あちこちのイベントや学校などに招待され、時には講演を行った。 町を歩けば多くの人たち、とりわけ子供たちに「ジ […]
2017年12月5日 / 最終更新日時 : 2022年10月1日 nekohon イヌ ゴンザレス/フライシャー『猫たちを救う犬』 元保護犬が、今度は猫たちを救う! フィリップ・ゴンザレス氏は、何不自由ない生活を送っていた。 スチームパイプの熟練工として文句のない給料を得ながら、独身男らしく毎日を謳歌していたのだった。 ところが、ほんの […]
2017年12月5日 / 最終更新日時 : 2022年10月1日 nekohon 猫エッセイ(日本) 原口緑郎『吾輩のご主人 天才は猫につくられる』 猫が人間の才能開花をたすけたのにゃ! 日本および世界の偉人達と、彼らが愛した猫たちとの関係。 まずは南方熊楠(1867-1941)。破天荒で、めちゃくちゃで、おそるべき大天才。彼の逸話を読む度に、こんな男が日本にもいたん […]
2017年12月3日 / 最終更新日時 : 2022年10月1日 nekohon 猫ミステリー、推理小説(日本) 柳広司『シートン(探偵)動物記』 シートン動物記にはウラがあった!?。 おなじみの手法から始まる。 探偵が、並はずれた観察眼で、訪問者自身の事を次々と的中させて驚かせるという、古典的導入部である。 探偵役はシートン。あの動物記で有名な、アー […]
2017年12月3日 / 最終更新日時 : 2022年10月1日 nekohon 猫ミステリー、推理小説(日本) 柳広司『漱石先生の事件簿 猫の巻』 抱腹絶倒、漱石ファンにはたまらない一冊。 『吾輩は猫である』がどれほどの傑作であるか、それは、どれほど多くの続編、パロディ、模倣、換骨奪胎、マンガ化、俗化、論文、解説、タイトルだけの借用等々が書かれているかを見ても、一目 […]
2017年12月3日 / 最終更新日時 : 2022年10月1日 nekohon 猫の小説(日本) 平出隆『猫の客』 木山捷平文学賞受賞。 その猫、チビは、夫婦の飼い猫ではなかった。 夫婦はこの離れに引っ越したとき、子供はつくらないことと、ペットは飼わないことを約束していた。 チビは正式には隣の、男の子のいる家の飼い猫だった。 が、なぜ […]
2017年12月3日 / 最終更新日時 : 2022年10月1日 nekohon 猫の小説(日本) 藤堂志津子『秋の猫』 30代、独身、女。。。 私が持っているのは単行本だが、最近文庫本でも発売された。 文庫の方が持ちやすいし場所もとらないので好きだ。 もう少し買うのを待っていれば良かった・・・ とまあ、そんな話はおいといて。 […]
2017年12月3日 / 最終更新日時 : 2022年10月1日 nekohon 猫の小説(日本) 根本竜生『猫戦争膝栗毛』 日本猫軍、対、日本人間軍? 4月1日のエイプリル・フールに国連で提出された「世界戦争および紛争撤廃条約締結案」。 大多数の国がハッピージョークと勘違いし、うっかり賛成してしまったから、さあ大変。 世界中のど […]
2017年12月3日 / 最終更新日時 : 2022年10月1日 nekohon 猫の小説(日本) 野村桔梗『その猫に何が起こったか?』 誘拐された猫の身代金として1千万円を払ったのに・・・。 小説を読む重要な動機のひとつにカタルシスというものがあると思う。 しかし、この小説はいくら読んでもカタルシスにはほど遠い。それどころか、どよんと黒くて […]
2017年11月30日 / 最終更新日時 : 2022年10月1日 nekohon 小説(猫番外編) 星野智幸『われら猫の子』 表紙の猫がとても美しいが。 タイトルは「われら猫の子」だし、カバーの絵もきれいな猫たちの絵で、さぞ猫がでてくるだろうと期待したのですが、違いました。 収録されている11編の短編のうち、猫が出てくるのは表題に […]