2024年7月10日 / 最終更新日時 : 2024年7月10日 nekohon 猫エッセイ(日本) 『熊楠と猫』 日本が誇る「知の巨人」は大の猫好きとしても知られていた。 南方熊楠(みなかた くまぐす)。1867年5月18日~1941年12月29日。紀伊国(現在の和歌山県)に生まれ、アメリカ・イギリス等海外留学の後、生まれ故郷に戻り […]
2024年7月4日 / 最終更新日時 : 2024年7月23日 nekohon 古典・伝承文学 松浦静山『甲子夜話 正編』1~6(2) ←【松浦静山『甲子夜話 正編』1~6(1)】に戻る 『甲子夜話』で「虎」が出てくる部分の原文 すべて、平凡社東洋文庫(電子書籍)より、[1]等は東洋文庫の巻数を表します。太字はすべてnekohonによるもの。 なお、「虎 […]
2024年7月4日 / 最終更新日時 : 2024年7月23日 nekohon 古典・伝承文学 松浦静山『甲子夜話 正編』1~6(1) 江戸時代、猫の価格が高騰した 松浦清(号:静山)の『甲子夜話』は、江戸時代を代表する随筆です。当時の世相がこれでもかと事細かく記録されていて、歴史的にも大変重要な資料となっています。 文政4(1821)年11月17日の「 […]
2023年10月6日 / 最終更新日時 : 2023年10月6日 nekohon エッセイ、レポート(猫番外編) 養老孟子『猫も老人も、役立たずでけっこう』 養老孟子『猫も老人も、役立たずでけっこう』 内容 『バカの壁』等のベストセラーで知られる養老先生の、お気楽エッセイ。解剖学者として無数の死体と関わっていらした先生らしい、「死」をも超越された(?)80歳の先生のお言葉は、 […]
2022年9月8日 / 最終更新日時 : 2022年9月8日 nekohon 猫エッセイ(日本) 大久保京『猫本屋はじめました』 猫の本だけを扱う、日本初の猫本専門店。 今でこそ、猫本ばかり扱っている書店は複数あります。「猫本専門 神保町にゃんこ堂」(東京・神保町)、「Cat’s Meow Books」(東京・世田谷)と、本書の「書肆 吾輩堂」(福 […]
2022年5月31日 / 最終更新日時 : 2022年5月31日 nekohon 野生動物(世界) 前野ウルド浩太郎『バッタを倒しにアフリカへ』 著者のバッタ愛に感動するやら、笑っちゃうやら。 著者は小学生のころ、『ファーブル昆虫記』を読んで感動。さらに、ある科学雑誌の記事に仰天、なんとバッタの大群に巻き込まれた女性が緑色の服をバッタに食べられてしまったという。な […]
2022年1月9日 / 最終更新日時 : 2022年1月9日 nekohon エッセイ、レポート(猫番外編) 出久根達郎『まかふしぎ・猫の犬』 古書店主で作家。気楽に読めるエッセイ集。 出久根氏の本なので躊躇なく買いました。この方のものは、私にとってとても馴染みやすい文章で、懐かしいほど?なぜだろう?文章のリズム、言葉の選び方、ユーモアの利かせ方←これ、とても大 […]
2020年12月21日 / 最終更新日時 : 2022年10月7日 nekohon ◇その他の猫本 南里秀子『猫と人と古民家と』 平屋、築200年、間取り10LDK、海まで徒歩1分の古民家に一目惚れ! キャットシッターの南里さんといえば、猫好きの間では超有名人です。日本初の猫専門ペットシッティングサービスを開業、その後、「猫の森」とい […]
2020年5月12日 / 最終更新日時 : 2022年10月7日 nekohon 猫エッセイ(日本) 出久根達郎『本があって猫がいる』 元古書店主、今は作家で大の猫好き。 出久根達郎氏のエッセイ集。本の話題が中心、プラス、東京下町の昭和の香りプンプンな描写。 そして、もちろん、猫! 猫関連のエッセイは、174ページ「女の子」から始まる。女の […]
2019年10月2日 / 最終更新日時 : 2022年10月7日 nekohon エッセイ、レポート(猫番外編) 群ようこ『本棚から猫じゃらし』 本好き+猫好きな人気作家のブックレビュー集。 レビューされているのは、以下の各作品。 1冊目 子どもなんかいらない 網野菊「冷たい心」「ひとり暮らし」 2冊目 大坂が好きだから 織田作之助「六白金星」 3冊 […]
2019年10月2日 / 最終更新日時 : 2022年10月7日 nekohon 猫エッセイ(日本) 群ようこ『おやじネコは縞模様』 顔がでかくて目がとってもちっこい猫。 体はずんぐりと大きく、股間には立派な玉がぶら下がっている。今風に外ネコというよりは、野良ネコといったほうがぴったりの風貌の、きわめて不愛想な猫、彼がこの本の主役「しまち […]
2019年8月30日 / 最終更新日時 : 2022年10月7日 nekohon 猫写真集 下村しのぶ『おばあちゃん猫との静かな日々』 おばあちゃん猫照枝さんの、静かなフォトエッセイ。 照枝さんは19歳。人の年齢に換算すると92歳。 茶トラ白で、どちらかといえばずんぐりむっくりな体型。尻尾は長くて太くて立派です。 19歳とはおもえないほど、 […]
2019年6月18日 / 最終更新日時 : 2022年10月7日 nekohon 猫エッセイ(日本) 宇都宮直子『猫と私の「老い支度」』 心配性な飼い主と、愛らしいペルシャ猫と。 シュガーちゃんは、ペルシャ猫。この品種らしい、おっとり穏やかな猫さんで甘えん坊、運動神経は猫としてはちょっと?だけど、自尊心の強さはまさに猫! シュガーに、もし、誰 […]
2019年5月31日 / 最終更新日時 : 2022年10月7日 nekohon 猫を知る(日本) 南里秀子『猫と暮らせば』 延べ4万5千頭の猫達をお世話。 南里さんは、日本で初めて「キャットシッター」という仕事を始められた方です。今までにお世話した猫の数は、なんとなんと、延べ4万5千頭! そんな「超々猫ベテラン」の南里さんが執筆 […]
2019年5月30日 / 最終更新日時 : 2022年10月7日 nekohon 猫エッセイ(日本) 町田康『猫にかまけて』 ゲンゾーの「恐怖のサルーン」とは? 町田康さんは、ミュージシャンで作家。 パンク・ロック歌手、なんて聞けば、それこそ突っ張ったお兄さんみたいなイメージだけど、どうしてどうして!彼の中身は、どうしようもないほ […]
2019年5月30日 / 最終更新日時 : 2022年10月7日 nekohon 猫エッセイ(日本) 左近司祥子『哲学するネコ』 文学部哲学科教授と25匹のネコの物語。 ネコは、ヒトより、はるかに哲学的存在であると、私も思います。ヒトよりはるかに悟っている、哲学的な高みにいる、と思います。 著者は大学の哲学科教授です。ソクラテスやプラ […]
2019年4月18日 / 最終更新日時 : 2022年10月7日 nekohon 猫エッセイ(日本) 小林カツ代『愛しのチー公へ』 副題:「生き物たちとの一期一会」。 小林カツ代さんは、有名な料理研究家でした。家庭料理は、栄養とか手間とかコストとかも大事だけど、それ以上になによりも大事なことは「おいしい」こと。彼女のレシピは日本中の食卓 […]
2019年4月4日 / 最終更新日時 : 2022年10月7日 nekohon 猫エッセイ(日本) 松原惇子『猫の恩返し』 エッセイ集です。2部構成。 「猫の恩返し」。 非常に特殊な才能を持った猫、ママちゃん。実話のようですが、実に不思議なお話です。 その猫はある晩「おこんばんは」とやってきました。前足で上手にお店の引き戸をあけ […]
2019年3月28日 / 最終更新日時 : 2022年10月7日 nekohon 猫エッセイ(日本) 東良美季『猫の神様 』 壮絶な、愛猫闘病記。 文章を書くことで身を立てようとしていた男の、まだ文筆の仕事がほとんどなかったころ。 子猫を拾ってしまった。まだちっぽけな、目ヤニだらけの赤ちゃん猫を2匹。最初は通り過ぎたものの、どうに […]
2019年3月28日 / 最終更新日時 : 2022年10月7日 nekohon 猫エッセイ(日本) 香咲弥須子『ねこの神様』 命とは、生きるとは、猫とは・・・。 Sは日本に帰ってしまった。遠い異国のニューヨークに、彼女をひとり残して。 否、彼女は、残ることを自ら選んだのだった。ニューヨークでの女独り暮らしが始まった。 正確には、3 […]
2019年3月8日 / 最終更新日時 : 2022年10月7日 nekohon イヌ 米原万里『終生ヒトのオスは飼わず』 『ヒトのオスは飼わないの?』の続編。 二部構成となっています。 第一部 ヒトのオスは飼わないの? 『ヒトのオスは飼わないの?』は、1998年から雑誌に連載され、2001年にまず単行本として出版されました。第 […]
2019年3月8日 / 最終更新日時 : 2022年10月7日 nekohon イヌ 米原万里『ヒトのオスは飼わないの?』 「春風献上。風の中に、ネコの毛たっぷり、 ・・・ヒトの毛少々、それに赤茶のイヌの毛二~三本、混じっているかもしれません。」 page9 なんて文章を、年頭のあいさつとして年賀状に書くような猫好き犬好き、それ […]
2019年1月18日 / 最終更新日時 : 2022年10月7日 nekohon エッセイ、ルポ(野生ネコ) 千石正一『世界のネコの世界』 副題:『にゃおよろずのくにぐに』爬虫類博士は半びょう人!?。 個性的な風貌に、恐ろしい知識量。知る人ぞ知る爬虫類博士、千石正一先生。 千石先生といえば、トカゲやヘビ、カエルなど、爬虫類・両生類のイメージがあ […]
2018年9月26日 / 最終更新日時 : 2022年10月7日 nekohon 猫エッセイ(日本) 村山由佳『晴れ ときどき猫背』 大の猫嫌い男も、いつしか猫好きに大変身!。 村山氏は「はじめに」でこう書いています。 もともと、いわゆる「猫エッセイ」を書いているつもりのなかった私にとって・・・ どうしてどうして! バリッバリの、猫エッセ […]
2018年9月25日 / 最終更新日時 : 2022年10月7日 nekohon 猫写真集 『ありがとう!わさびちゃん』 カラスに襲われた子猫は、87日間、一生懸命生きぬきました。 父さんと母さんは、凄まじい悲鳴を聞いて、驚いて外に飛び出しました。 今まで聞いたこともない、耳をつんざくような悲鳴。 そこで母さんが見たのは、大きく翼を広げた真 […]