2018年8月30日 / 最終更新日時 : 2022年10月6日 nekohon 猫エッセイ(日本) フジ子・ヘミング『ピアノがあって、猫がいて』 聴覚障害者でありながら世界的ピアニストのフジ子さんは、猫たちとともに。 フジ子・ヘミングさんはピアニスト。 10代の頃に右耳の聴覚を失い、左耳の聴覚も今は健聴者の40%しかありません。 まるで現代版ベートー […]
2018年8月30日 / 最終更新日時 : 2022年10月6日 nekohon イヌ 遠藤周作『狐狸庵動物記』 「わが最良の友動物たち」文庫本発行化による改題。 狐狸庵先生こと、遠藤周作氏は、幼い頃、満州は大連に住んでいた。 孤独な狐狸庵、否、周作少年にとって、唯一の話し相手は黒い満州犬だった。名前はクロといった。学 […]
2018年8月30日 / 最終更新日時 : 2022年10月6日 nekohon 猫エッセイ(日本) 河合隼雄『猫だましい』 ユング派心理学者による、猫本の解説。 河合隼雄氏は心理療法家。ユング派心理学についての本を始め、多数の著作がある。 私が河合氏でまっさきに思い出すのは『昔話の深層』という本だ。グリム童話をユング派心理学で見 […]
2018年8月9日 / 最終更新日時 : 2022年10月5日 nekohon 猫エッセイ(日本) 谷村志穂『いつものお茶、いつもと違う猫』 猫のことは書かない作家のはずだったのに。 猫を飼い始めたとき、編集者に言われたそうだ。 「・・・猫を飼ったからといって、自分の猫についてあれこれ書くような作家にだけはならないでくださいよ。約束してくださいよ […]
2018年8月7日 / 最終更新日時 : 2022年10月5日 nekohon エッセイ、レポート(猫番外編) 夏目伸六『猫の墓』 副題:『父・漱石の思い出』。 夏目漱石の次男が書いたエッセイ集。 最初の章は、当然ながら、『吾輩は猫である』に関連のある猫達の話からはじまる。 漱石といえばいつの時代も、まず『猫』からが定石。 さて、有名な […]
2018年8月7日 / 最終更新日時 : 2022年10月5日 nekohon エッセイ、レポート(猫番外編) 半藤末利子『夏目家の福猫』 『夏目家の糠みそ』『漱石夫人は占い好き』から抜粋・収録。 この本のなりたちについては、『あとがき』で説明されている。 私は過去に『夏目家の糠みそ』『漱石夫人は占い好き』という二冊の単行本を出している。 (中 […]
2018年8月7日 / 最終更新日時 : 2022年10月5日 nekohon ◇一般の本 半藤末利子『夏目家の糠みそ』 孫からみた夏目家。 夏目漱石の孫娘、半藤末利子さんのエッセイ集。 漱石と末利子さんは直接の面識はない。 漱石に関する知識といえばほとんどが母筆子から聞いた話ばかり。 筆子は漱石の長女である。 そして末利子の […]
2018年8月7日 / 最終更新日時 : 2022年10月5日 nekohon ◇一般の本 夏目鏡子『漱石の思い出』 妻から見た夏目漱石。 夏目漱石の妻・鏡子夫人の言葉を、松岡譲(漱石門下生の一人で長女筆子の夫)が筆録したもの。 実に赤裸々な漱石が語られている。 あくまで妻の目を通して見たひとりの夫、家庭の中の漱石である。 それがあまり […]
2018年7月30日 / 最終更新日時 : 2022年10月5日 nekohon 猫エッセイ(日本) 村上春樹『うずまき猫のみつけかた』 村上春樹さんのアメリカ滞在記。 1993年から2年間、村上さんはケンブリッジに住んでいた。 ボストンマラソンに出場したり、車を盗まれたりのエピソードが、軽いタッチで語られている。 猫は所々出てくる。 が、い […]
2018年7月29日 / 最終更新日時 : 2022年10月5日 nekohon エッセイ、レポート(猫番外編) 群ようこ『パンチパーマの猫』 『先人達の知恵袋』清流出版刊改題。 群さんの本は面白い。 「パンチパーマの猫」を夢中で読み終えて、さて、私の「未読本の棚」にはもう一冊群さんの本があったはずだ、あれを続けて読もうと、未読の棚を探したのだが、 […]
2018年7月29日 / 最終更新日時 : 2022年10月5日 nekohon 猫エッセイ(日本) 群ようこ『ビーの話』 お隣さんの猫は、超甘えん坊で気まぐれ。 群ようこさんの猫エッセイといえば、『トラちゃん』と並んで、この『ビーの話』。 『トラちゃん』は、自分の家の猫の話であるのにひきかえ、『ビー』は、最初から最後まで他人の […]
2018年7月29日 / 最終更新日時 : 2022年10月5日 nekohon ◇一般の本 群ようこ『きもの365日』 残念ながら、群さんの本なのに猫は出て来ません。が。 着物を365日間着続けるという、あまりに?無謀な企画をはじめてしまった群さんの、日記風エッセイ。 いつものかる~い乗りのエッセイとは文体からして違うような […]
2018年7月29日 / 最終更新日時 : 2022年10月5日 nekohon エッセイ、レポート(猫番外編) 群ようこ『音の細道』 猫好きで有名な群ようこさんのエッセイ集。 とはいえ、猫を主題にしたエッセイは2編のみ。 他は日常の些細な出来事を群さんならではのユーモアあふれる観察眼で書かれたもの。 猫エッセイその1は『老ネコの遠吠え』。 […]
2018年7月29日 / 最終更新日時 : 2022年10月5日 nekohon 猫エッセイ(日本) 群ようこ『おかめなふたり』 出会いは、突然、一目惚れ。 今、うちには生後推定約半年のハナがいる(注:書評掲載時)。 群さんのしぃちゃんと同じく白黒猫で、鉢割れおかめ模様でこそないものの、似たような色模様で、またそのやんちゃなことといい […]
2018年7月27日 / 最終更新日時 : 2022年10月5日 nekohon 猫エッセイ(日本) 向田邦子『眠る盃』 東京ど真ん中のアパートに、ライオン?。 1970年代後半に「文藝春秋」他で発表されたエッセイを集めたエッセイ集。 猫が出てくるのは数章、他は、犬の話とか、不思議なライオンの話など。 あとはごく普通のエッセイ […]
2018年7月15日 / 最終更新日時 : 2022年10月5日 nekohon 獣医論・獣医さんのエッセイ ペリン『動物のお医者さんは毎日が冒険!』 身長2m超の新米獣医が、牛や馬を相手に奮闘。 ペリン先生は新米獣医さん。 無謀にも大学を卒業してすぐカナダの田舎町クレストンで開業した。 ボロボロの家、電話すらない生活、次々とやってくる個性豊かな患者(患畜 […]
2018年7月15日 / 最終更新日時 : 2022年10月5日 nekohon 獣医論・獣医さんのエッセイ ヘリオット『Dr.ヘリオットのおかしな体験』 優秀な獣医でありながら、ふつうの飼い主的感覚も持ち合わせている先生。 ヘリオット先生は、イギリスの田舎で開業している獣医さん。 田舎ですから、患畜は、犬猫はもちろん、馬、牛、羊、豚、あらゆる動物を診ます。 […]
2018年7月8日 / 最終更新日時 : 2022年10月5日 nekohon 猫写真集 林丈二『猫はどこ?』 さまざまなシーンに、猫が登場。 著者は 猫がきらいではないが、飼おうと思ったことはない。だいたい僕はわがままで無責任だし、自分のことで精一杯、猫の世話をするなんて考えられないのである。 page225 など […]
2018年7月8日 / 最終更新日時 : 2022年10月5日 nekohon イヌ 畑正憲『ムツゴロウの動物交際術』 猫を含む、動物と仲良くなるコツが満載。 ムツゴロウさんこと畑氏はやはりすごい人だと素直に感心してしまった。 畑氏のやり方を批判した書評を書いたこともあるけれど、(『猫ふえちゃった』)、氏の動物取り扱い法につ […]
2018年7月6日 / 最終更新日時 : 2022年10月5日 nekohon 猫エッセイ(日本) 野坂昭如『吾輩は猫が好き』 強面野坂氏は、実は猫おじさん(笑)。 野坂氏はハスキー犬を飼ってらっしゃる。『ビートたけしのTVタックル』などで拝見した印象では、野性味満点なハスキー犬がいかにも似合いそうな御仁だった。 が、実は大の猫好き […]
2018年7月5日 / 最終更新日時 : 2022年10月5日 nekohon エッセイ、ルポ(野生ネコ) 戸川幸夫『イリオモテヤマネコ』 戸川幸夫動物文学セレクション5。 1965年、世界中が仰天した。 日本国内で、未知のヤマネコが発見されたからである。 しかもそのヤマネコ、新種のヤマネコというだけでも大変なニュースなのに、なんと‘種’のひと […]
2018年7月5日 / 最終更新日時 : 2022年10月5日 nekohon イヌ チャペック『チャペックの犬と猫のお話』 “ロボット”の名付け親による犬と猫のエッセイ。 チャペック(1890-1938)はチェコの作家。 伝記文学、純文学、SF,児童文学など活躍の幅は広いが、なんといっても ” […]
2018年7月4日 / 最終更新日時 : 2022年10月5日 nekohon ◇一般の本 西江雅之 『わたしは猫になりたかった “裸足の文化人類学者”半生記』 猫は出て来ません。 ネコは出てきません。 この学者先生がやんちゃな子供時代、「高いところから落ちてもスクッと立つ」野良猫の動きに憧れ、飛び降りる練習をしたという記述があるだけです。 この本は、副題の通り、な […]
2018年7月1日 / 最終更新日時 : 2022年10月5日 nekohon 猫エッセイ(日本) 南里秀子『猫パンチをうけとめて』 日本で初めて「キャットシッター」という仕事を創設された南里さんの本。 キャットシッターとは、ベビーシッター(子守り)の猫版で、飼い主が留守の間、留守宅に通って猫たちのお世話をする仕事のことです。 犬と違い、 […]
2018年7月1日 / 最終更新日時 : 2022年10月5日 nekohon 猫ミステリー、推理小説(海外) スウィーニー『猫とキルトと死体がひとつ』 猫だらけなコージー・ミステリー。 ジリアン・ハートはキルト作家。 猫用クッションやベッドなどを作って生活している。 10か月前に最愛の夫を亡くし、湖畔の家に引っ越してきた。 ジリアンの今の家族は、三匹の猫た […]