2018年7月1日 / 最終更新日時 : 2022年10月5日 nekohon 猫エッセイ(日本) 中島らも『とらちゃん的日常』 猫にメロメロな男のエッセイ。 中島らもさんは、ある日、木の上にいる子猫を見つけた。近くにいた青年に木に登って保護して貰う。兄弟らしき子猫も見つける。事務所に連れて帰って餌やって明け方の5時まで子猫と遊んだ。 […]
2018年7月1日 / 最終更新日時 : 2022年10月5日 nekohon イヌ 中野孝次『ハラスのいた日々』 犬という存在の大きさ。 この本は文句なしに傑作だと思うのである。猫随筆の代表が内田百閒著『ノラや』とすれば、犬随筆の代表はこの『ハラスのいた日々』をおいて他にないと思うのである。 著者が犬と暮らすことを決め […]
2018年6月29日 / 最終更新日時 : 2022年10月5日 nekohon 猫エッセイ(日本) 庄司薫『ぼくが猫語を話せるわけ』 レオナルド・ダ・ピッツィカート・フォン・フェリックス!。 イヌ派人間の庄司薫さん宅に、ある日ネコが居候に来た。 公称7.5キロ(実際にはもっとあるらしい)の堂々たる体躯の、8歳のシールポイント・シャム猫、その名もレオナル […]
2018年6月27日 / 最終更新日時 : 2022年10月5日 nekohon 猫エッセイ(日本) 小林聡美『マダム小林の優雅な生活』 人気女優の、気楽なエッセイ集。 猫の話は、この随筆集の中の1編(10ページ)だけなのですが、おかしいので・・・ 全体的に気楽に読める本です。 肩がこらない本、どころか、こった肩もほぐれてしまう類の本です。 […]
2018年6月9日 / 最終更新日時 : 2022年10月4日 nekohon 猫エッセイ(日本) 小手鞠るい『愛しの猫プリン』 見知らぬ土地で、心の支えは猫。 ‘私’は、アメリカ人の夫と、アメリカに移住しました。 見知らぬ土地。馴れぬ生活。右も左も分かりません。知人もいません。言葉もわかりません。まさに無い無いづくしの生活。 冬にな […]
2018年6月9日 / 最終更新日時 : 2022年10月4日 nekohon 猫エッセイ(日本) 小手鞠るい『結婚するなら、猫好きオトコ』 「オトコのことは猫に訊け」2004年を改題・一部加筆。 小手毬さんも、「男」と表現されている旦那さんも、笑っちゃうほどの猫好きである。全身全霊で猫を賛美し賞賛し崇拝している。「猫ぞっこん」もここまで行くと小 […]
2018年6月8日 / 最終更新日時 : 2022年10月4日 nekohon 人獣共通感染症 亀谷了『寄生虫館物語』 副題:『可愛く奇妙な虫たちの暮らし』。 私が今一番訪れたい場所のひとつが、東京は目黒にある寄生虫館だ。 丸一日、開館から閉館までじっくりと眺めよう。そしてお土産にサナダムシTシャツを買おう。どれほど楽しいだ […]
2018年3月26日 / 最終更新日時 : 2022年10月4日 nekohon エッセイ、レポート(猫番外編) 江戸屋猫八『吾輩は猫ではない』 話芸の達人が送るエッセイ集。 2代目江戸屋猫八氏の半生記。 猫は全く出てきません。 噺家らしい軽妙な語り口で、少し前の日本の生活が生き生きと描かれています。 物質的には貧しいが精神生活はおそらく今よりずっと […]
2018年3月22日 / 最終更新日時 : 2022年10月4日 nekohon 猫エッセイ(海外) マイロン『図書館ねこデューイ』 副題『町を幸せにしたトラねこの物語』 1988年1月18日は、とてつもなく寒い朝だった。 その寒い寒い朝、金属製の返却ボックスの中に、その子猫はいた。 アメリカ・アイオワ州北部の小都市、スペンサー。人口は1 […]
2018年3月6日 / 最終更新日時 : 2022年10月4日 nekohon 猫エッセイ(日本) 村松友視『アブサンの置土産』 愛猫アブサンの死から5年。 『アブサン物語』、『帰ってきたアブサン』の続編。 5年たっても、ムラマツ夫婦は、アブサンの死から抜け出せない。 アブサンの残影というか、余韻が、ふたりの上に色濃く残っている。 ム […]
2018年3月6日 / 最終更新日時 : 2022年10月4日 nekohon 猫の小説(日本) 村松友視『帰ってきたアブサン』 村松氏はご自分を、別に「猫好き」ではないとおっしゃるが(笑)。 『アブサン物語』の続編。短いエッセイや小説が集めてある。 ・・・私は自分がいわゆる猫好きだと思ったことはなかった。 page22 どこが!(笑) なぜかこの […]
2018年3月6日 / 最終更新日時 : 2022年10月4日 nekohon 猫エッセイ(日本) 村松友視『アブサン物語』 ベストセラーとなった、あまりに有名な猫エッセイ。 アブサンは、ある日突然村松家にやってきました。 正確には、ある人が子猫を拾い、村松氏が家に連れて帰ったのです。 アブサンという、ちょっと変わった名前は、その […]
2018年2月27日 / 最終更新日時 : 2022年10月4日 nekohon 獣医論・獣医さんのエッセイ 森田佳世子『イヌの子ねこの子カエルの子』 庭先に小さな動物病院を建てました。 森田佳世子さんは、日本漫画家協会会員で、横浜市獣医師会会員で、アリスペットクリニックの院長先生。 お父様は森田拳次氏。「丸出だめ夫」「ロボタン」などを描いた漫画家だといえ […]
2018年2月23日 / 最終更新日時 : 2022年10月2日 nekohon 猫エッセイ(日本) 村松友視、他『ネコ族の夜咄』 猫好きで知られた作家たちの対談集。 『アブサン物語』という猫ベストセラーを出した村松友視氏。 猫が出てくる小説やエッセイ集をいくつも書いている小池真理子氏。 『ねこはい』など猫のイラストで有名なイラストレーターの南伸坊氏 […]
2018年2月20日 / 最終更新日時 : 2022年10月2日 nekohon 古典・伝承文学 清少納言『枕草子』 (土佐光起筆「清少納言像」大雪の日、「少納言よ、香炉峯の雪は?」と中宮定子に問われて、立って御簾を巻き上げてみせた話は有名。) . 猫は天皇に溺愛されていた。 『枕草子』と猫、と言えば、まず思い浮かぶのが『命婦のおとど』 […]
2018年2月11日 / 最終更新日時 : 2022年10月2日 nekohon 猫の小説(日本) 出久根達郎『猫の縁談』『猫阿弥陀』 『猫の縁談』 出久根氏は古本屋さんです。 最近流行の、アルバイトの高校生が何でもかんでも定価の半額で売っているような、そんないいかげんな古本屋さんではありません。 一冊一冊を吟味して価値を見極めてから売買す […]
2018年2月9日 / 最終更新日時 : 2022年10月2日 nekohon 猫エッセイ(海外) ウィリー・モリス『男の相棒は猫に限る』 猫嫌いの男が、大の猫好きに変身する物語。 「マイ・ドッグ・スキップ」の作者による猫エッセイ。 「スキップ」は映画になったのでご存じの方も多いと思う。 が、・・・この本の中で暴露された。 「スキップ」は、実は […]
2018年2月9日 / 最終更新日時 : 2022年10月2日 nekohon 猫エッセイ(日本) 坂崎幸之助『ネコロジー』 副題『ノラ猫トイとその仲間たちの物語』。 この本の一番の価値は、人気音楽グループ THE ALFEE のメンバーが書いたものだと言うことだろう。 スターが若い子達に与える影響は大きい。 猫保護活動なんて、毛 […]
2018年2月9日 / 最終更新日時 : 2022年10月2日 nekohon 猫エッセイ(日本) 高瀬春奈『猫が教えてくれた大切なこと』 猫が、ひとりの才能ある女優を復活させた。 女優の高瀬春奈さんと、愛猫たちのエッセイ。 高瀬さんは、NHK朝のテレビ小説「いちばん星」でデビュー、順調な女優業を歩むかに見えた。 が、あまりに急激な環境の変化に […]
2018年2月9日 / 最終更新日時 : 2022年10月2日 nekohon 猫の小説(日本) 安田満『玄耳と猫と漱石と』 一家離散した彼は、漱石に、飼い猫を託した・・・。 大正元年。 東京朝日新聞社会部長の玄耳(渋川柳次郎)は辞表を出した。 新聞社を辞めるとなると定収がなくなる。 借家は出なければならないし、事実上一家離散であ […]
2018年2月4日 / 最終更新日時 : 2022年10月2日 nekohon 猫エッセイ(日本) ヒロコ・ムトー『猫の遺言状』 猫が大嫌いな方に読んでいただきたい本。 著者は、猫が嫌いでした。単なる嫌いって程度じゃない、どのくらい嫌いかと言いますと 大嫌いだった。 理不尽な程に嫌いだった。 嫌いを通り越して恐ろしかった。 もの心付き […]
2018年2月2日 / 最終更新日時 : 2022年10月2日 nekohon イヌ 鴨居羊子『のら犬のボケ・シッポのはえた天使たち』 『鴨居羊子コレクション2 のら犬・のら猫』収容。 『のら犬のボケ』 著者は犬が好きで好きで堪らない。それも、いわゆる、ごく普通の雑種犬たち。 マダムに抱かれた血統書付き小型犬なんてのは気に入らない。あんなの […]
2018年2月2日 / 最終更新日時 : 2022年10月2日 nekohon 猫エッセイ(日本) 鴨居羊子『のら猫トラトラ』 『鴨居羊子コレクション2 のら犬・のら猫』収容。 野良猫のトラトラ。少しピンボケの虎猫。かなりドジ。女の子に一生懸命モーションをかけるが、うまくいかない。 タマ。毅然としたおばあちゃんの飼い猫。1代目の黒白 […]
2018年1月7日 / 最終更新日時 : 2022年10月2日 nekohon 猫エッセイ(日本) 稲葉真弓『ミーのいない朝』 猫とふたりで暮らした日々・・・。 一生をちぎりあったはずのご主人と別れても、ミーとは別れなかった“私”。 ぴったりと寄り添うようにして過ごした20年間。 ミー、さようなら。20年間ありがとう。父が死んだとき […]
2018年1月7日 / 最終更新日時 : 2022年10月2日 nekohon エッセイ、レポート(猫番外編) 伊集院静『ねむりねこ』 猫エッセイ集ではありませんが・・・。 本のタイトルこそ『ねむりねこ』というエッセイ集ですが、猫は出てきません。 いえ、1か所だけ出てきます。 『十二月の猫』という、4ページの短いエッセイです。 著者は、「ふと見つけた路地 […]