2017年11月9日 / 最終更新日時 : 2022年10月1日 nekohon 猫を知る(日本) 佐々木裕之『エピジェネティクス入門』 副題:三毛猫の模様はどう決まるのか。 もし、猫の模様の解説書だと思われた方がおられたら、ご期待に沿えないでしょう。悪しからず。 (p.iv) と、「はじめに」に断り書きされている通り、これは猫の模様の解説書 […]
2017年11月5日 / 最終更新日時 : 2022年10月1日 nekohon 猫を知る(日本) 仁川純一『ネコと遺伝学』 三毛の雄はどうして希少か。 この本の前半部分は、正直、あまり面白いとは言えないだろう。遺伝学の知識のある人にとっては単なる復習だろうし、知識のない人にとっては、かなり難しいのではないだろうか。 著者は「でき […]
2017年11月2日 / 最終更新日時 : 2022年9月30日 nekohon 野生動物(日本) 小林朋道『先生、巨大コウモリが廊下を飛んでいます!』 副題:鳥取環境大学の森の人間動物行動学。 なんて楽しそうな大学! もし私が今受験生なら、迷うことなく、願書を提出してしまいそうだ。 こういう先生がいるこういう大学で学びたかったなあ。 登場するのは、アオダイ […]
2017年10月18日 / 最終更新日時 : 2022年9月28日 nekohon イヌ 津田直美『犬の学問』 著者は「犬の生活研究家 全日本せっせっせ協会会長 ポピー・N・キタイン」www。 どうしてこんなに可愛いの? もうもう、猛烈に可愛いのです。なんでこんなに可愛く描けるのでしょうか。 このかわいらしさは、文章 […]
2017年10月18日 / 最終更新日時 : 2022年9月28日 nekohon イヌ 津田直美『犬の生活』 著者は「犬の生活研究家 ポピー・N・キタイン」www。 とにかくかわいい、ひたすらかわいい、かわいいとしか表現のしようのない絵本です。 犬語?が、これまた、かわいくて良い! サボテンは、「まるちくちく」「メ […]
2017年9月29日 / 最終更新日時 : 2022年9月27日 nekohon 生物学、遺伝学など ロバート・ライト『モラル・アニマル』上・下 すべて、遺伝子の策略。 西欧のキリスト教白人社会を襲った最大の事件は、「地動説」と「進化論」だそうな。地動説の方は、1992年(!)にやっとローマ教皇庁(=カトリック)も認めたけれど、進化論の方は、今でも認 […]
2017年9月29日 / 最終更新日時 : 2022年9月27日 nekohon クマ 北林一光『ファントム・ピークス』 現実に起こった事故を予見していたかのようなパニック小説。 タイトルは「ファントム・ピークス」だし、男性作家だし、暗い色目の表装だし、戦闘機でも活躍しそうな外見だが、全然違う。アニマル・パニックものである。戦 […]
2017年9月27日 / 最終更新日時 : 2022年9月27日 nekohon クマ 佐藤友哉『デンデラ』 姥捨て山の、壮絶すぎる老婆たち。 斎藤カユは、当たり前のように『お山』に捨てられた。なぜなら、斎藤カユの育った『村』では、 七十をむかえた老人は、誰であろうとどのような事情を抱えていようと、年明け早々の冬に […]
2017年9月25日 / 最終更新日時 : 2022年9月27日 nekohon イヌ 吉田悦子『日本犬――血統を守るたたかい』 野武士のような犬、それが日本犬。 2015年末、1頭の犬が私の前に現れた。 キツネ顔の小~中型の和犬。痩せて、汚れて、ビクビクして、常に人の周囲にいるのに、決して近寄らない。物欲しそうに後追いしてくるのに、 […]
2017年9月24日 / 最終更新日時 : 2022年9月27日 nekohon 恐竜、古代生物 グールド『ワンダフル・ライフ』 奇想天外な生き物たちの発見物語 たとえば、目が5つもある生き物。 昆虫の複眼ではない。ヤツメウナギの”目のように見える”鰓孔でもない。我々人間が、ふつうに「目」といわれて、ふつうに想像するような「 […]
2017年9月24日 / 最終更新日時 : 2022年9月27日 nekohon 猫の児童文学・童話 クリス・ダレーシー『龍のすむ家』 龍と、猫と、そして何よりリスの、ドタバタファンタジー 下宿人募集――ただし、子どもとネコと龍が好きな方。 乏学生デービット・レインは、この広告を見て、ぜひ応募したいと思った。自分は子どもとはいつも仲良くなる […]