2022年3月6日 / 最終更新日時 : 2022年3月6日 nekohon 猫写真集 『家のネコと野生のネコ』 本文・写真解説:澤井聖一、野生のネコ本文:近藤雄生。 9.7cm x 21cm(A4サイズ)の、大きな本。フルカラー、上質な紙で207ページ、手に取ればずっしりと重い、立派な本です。 最初の章「家と野生の猫つながり」では […]
2018年7月5日 / 最終更新日時 : 2022年10月5日 nekohon エッセイ、ルポ(野生ネコ) 戸川幸夫『イリオモテヤマネコ』 戸川幸夫動物文学セレクション5。 1965年、世界中が仰天した。 日本国内で、未知のヤマネコが発見されたからである。 しかもそのヤマネコ、新種のヤマネコというだけでも大変なニュースなのに、なんと‘種’のひと […]
2018年7月5日 / 最終更新日時 : 2022年10月5日 nekohon 小説(野生ネコ科) 戸川幸夫『虎は語らず』 戸川幸夫動物文学セレクション2。 戸川幸夫の描く動物は、どれもかっこいい。 厳しすぎる大自然の掟に逆らうことなく、自分の運命を超然と受け止めながら、決して諦めず悲観もせず、知恵を振り絞り力を振り絞って、堂々 […]
2018年7月5日 / 最終更新日時 : 2022年10月5日 nekohon 小説(野生ネコ科) 戸川幸夫『白色山塊』 上・下 昭和初期、トラvs人間の壮絶な戦いがあった。 朝鮮国境からアムール川(黒竜江)に至る千キロに亙る地域は中国東北部になって居り、その昔は満州と呼ばれていた。日本がこの地域に満州帝国と称する傀儡国家をつくりあげ […]
2018年7月1日 / 最終更新日時 : 2022年10月5日 nekohon 小説(野生ネコ科) 中島敦『山月記』 虎に変身してしまった男の運命。 文庫本にして、わずか9ページの短編だ。 しかし、これほど格調高い動物小説が他にあるだろうか。 いや、これを動物小説と呼ぶべきではないだろう。 虎の姿こそしているが、その実は虎 […]
2018年6月24日 / 最終更新日時 : 2022年10月5日 nekohon 小説(野生ネコ科) 戸川幸夫『人喰鉄道』 実在した人喰いライオンたち。 1980年代。イギリスは、植民地ウガンダに鉄道工事を開始した。 しかし、サボ(ツァボ)に人喰いライオンの群れが現れ、大変な恐慌を巻き起こす。 当時、イギリス人の指揮の下に、イン […]
2018年6月24日 / 最終更新日時 : 2022年10月5日 nekohon 野生ネコ科の映画・DVD 映画『ゴースト&ダークネス』 マイケル・ダグラス他主演のアニマル・ホラー。 この映画はテレビで見た。チャンネルを回していたら偶然この映画をやっていてたのである。 映画の中の光景と、パターソンという名前で、たちまち「あのライオン達の映画化 […]
2018年6月24日 / 最終更新日時 : 2022年10月5日 nekohon 小説(野生ネコ科) グラム『ゴースト&ダークネス』 実話をもとにしたアニマル・パニック。 アフリカはツァボで実際にあった事件を元に書かれた小説。 この作品は映画にもなっている。 1898年、イギリスは‘カイロからケープタウンまで’続く英国植民地回廊地帯をたく […]
2018年5月26日 / 最終更新日時 : 2022年10月4日 nekohon 小説(野生ネコ科) ケッセル『ライオン』 副題:ケニアの少女の恋物語。「世界動物文学全集3」収録の作品。 西暦2011年の今読めば、実に違和感のある小説ではある。 著者の、あまりに「白人的」な視線。 人種差別に対する強い反発みたいなものが感じられ、 […]
2018年5月19日 / 最終更新日時 : 2022年10月4日 nekohon 野生ネコ科を知る 久田雅夫『絶滅危惧種ツシマヤマネコ』 日本の貴重なヤマネコの写真集。 対馬列島にだけ生息する、絶滅危惧種のヤマネコ。 それが、ツシマヤマネコである。 サイズはふつうのイエネコと変わらない。 けれども、愛猫家ならひと目でわかるはず。 彼らが、家畜 […]
2018年5月19日 / 最終更新日時 : 2022年10月4日 nekohon 野生ネコ科を知る 飯島正広『トラ 偉大なる密林の王者』 Newton Booksの写真集。 飯島氏の迫力ある写真の数々。 密林の王者・トラが、息を吹きかけられそうな近さで迫ってくる。 ぐわっと開けた口に光る鋭い牙。 お、歯石がほとんど付いていない綺麗な口だあ・・ […]
2018年4月15日 / 最終更新日時 : 2022年10月4日 nekohon 猫写真集 横塚眞己人『いりおもて』 副題『海と森と人と山猫』。西表島の写真集。 水牛がいる。 マングローブの林がある。 昼間でも薄暗いうっそうと茂った密林がある。 イノシシがいる。 ヘビがいる。 色鮮やかな鳥がいる。 それらを見つめる、二つの […]
2018年1月11日 / 最終更新日時 : 2022年10月2日 nekohon エッセイ、ルポ(野生ネコ) 小林達彦『アムールヒョウが絶滅する日』 マイナス40度の雪山、火の気厳禁、ペットボトルがトイレ・・・ 著者はNHKの自然番組ディレクター。 1990年、ドキュメンタリー番組の取材で訪れたウスリースクの自然史博物館で、アムールヒョウの存在を初めて知 […]
2018年1月11日 / 最終更新日時 : 2022年10月2日 nekohon 野生ネコ科を知る シャラー『ライオン、忍び寄る黄金の影』 ライオン他アフリカの野生動物研究の古典的名著。 今や日本でも、セレンゲティ・ナショナルパークはすっかり有名になった。 タンザニアにある野生動物の宝庫として。 本著によると、セレンゲティに最初のヨーロッパ人が […]
2018年1月3日 / 最終更新日時 : 2022年10月2日 nekohon エッセイ、ルポ(野生ネコ) アダムソン『エルザの子供たち』 野生動物、対、人間社会の闘争に。 エルザの3頭の子供達は、セレンゲチー国立公園に移動された。アダムソン夫妻は当然、子供達が完全に独り立ちするまで、今まで通りべったり世話をするつもりでいた。そして実際に、国立 […]
2018年1月3日 / 最終更新日時 : 2022年10月2日 nekohon エッセイ、ルポ(野生ネコ) アダムソン『わたしのエルザ』 ライオンと人は共生できるのか。 エルザシリーズ第3弾。原作では、シリーズは3巻で、この『わたしのエルザ』は3巻目の前半分にあたる。 恐れていたことが起こった。エルザ達があまりに人慣れしているため、人身事故の […]
2018年1月3日 / 最終更新日時 : 2022年10月2日 nekohon エッセイ、ルポ(野生ネコ) アダムソン『永遠のエルザ』 人馴れしたライオンを野生に返すむつかしさ。 エルザシリーズ第2弾。和訳では、エルザシリーズは4冊にわかれているが、オリジナルの英語では3冊書かれた。その2冊目が当書にあたる。 エルザは、野生復帰を果たし、ア […]
2018年1月3日 / 最終更新日時 : 2022年10月2日 nekohon エッセイ、ルポ(野生ネコ) アダムソン『野生のエルザ』 映画にもなって一世を風靡したライオンの話 有名な本だからご存じの方は多いと思う。 夫のアダムソン氏は狩猟監視員。アフリカ・ケニアの草原で生活している。ある日、孤児ライオン姉妹を保護する。姉妹の母ライオンが人 […]
2017年11月23日 / 最終更新日時 : 2022年10月1日 nekohon 野生ネコ科の映画・DVD 映画『ライフ・オブ・パイ』 トラと漂流した227日。 * あらすじ * パテル一家はインドで動物園を経営していた。お父さん、お母さん、お兄さんと、次男のピシン。 ピシンとは、フランス語で「プール」の意である。が、英語の「おしっこする […]
2017年11月23日 / 最終更新日時 : 2022年10月1日 nekohon 小説(野生ネコ科) マーテル『パイの物語』(上・下) 少年とベンガルトラの成獣が、小さな救命ボートに。 世の中に「漂流物語」は数多くあれど、こんな設定のものが他にあっただろうか! ピシン・モリトール・パテル、通称「パイ」は、インドの動物園経営者の息子である。 […]
2017年11月12日 / 最終更新日時 : 2022年10月1日 nekohon 野生ネコ科を知る 『ツシマヤマネコ(改訂版)』 副題:対馬の森で、野生との共存をめざして。 ツシマヤマネコとはどんな動物か。 どんなところに住み、どんな状況におかれているのか。 ツシマヤマネコを保護するため、現在どのような取り組みが行われているか。 これ […]
2017年10月24日 / 最終更新日時 : 2022年9月28日 nekohon 野生ネコ科を知る 百分の一科事典『トラ』 虎・トラ・寅・とら・タイガー! 1998年(平成10年)の寅年に発行された本。 トラに関する雑学集である。 どのように雑学かといえば、目次をご覧いただくのが早いだろう。 ************** ◆「寅 […]
2017年10月19日 / 最終更新日時 : 2022年9月28日 nekohon エッセイ、ルポ(野生ネコ) マシーセン『雪豹』 全米図書受賞のヒマラヤ山行。 結論から先に言えば、この本に雪豹は出てこない。 普通ならこういうネタばらしは書くべきではないだろうけれど、ここはネコが出てくる本を紹介する猫サイトなので、ネコ科についていいかげ […]