2017年10月21日 / 最終更新日時 : 2022年9月28日 nekohon 猫の小説(日本) 『猫侍 玉之丞、争奪戦』書き下ろし 猫を捨てないと離婚!? 斑尾久太郎と玉之丞は、相変わらず長屋での貧乏暮らし。 免許皆伝の凄腕剣豪なのに、その腕を活かせる仕事につけない。 玉之丞に飯を食わせてやるために、ついでに自分の腹も満たすために、道場 […]
2017年10月21日 / 最終更新日時 : 2022年9月28日 nekohon 猫の小説(日本) 『猫侍 久太郎、江戸に帰る』書き下ろし 斑鬼とあだ名される剣豪に、なぜか猫が集まる(笑)。 一度は故郷に帰った斑尾久太郎だが、また江戸にもどってきた。もちろん、玉之丞と一緒に。 相変わらず、無職の浪人だ。相変わらず、金は無い。 以前と同じ「ほおず […]
2017年10月21日 / 最終更新日時 : 2022年9月28日 nekohon 猫の小説(日本) 『劇場版 猫侍』書き下ろし 本でも映像でも、愛猫家に自信をもって勧められる『猫侍シリーズ』。 ふつう、映画やドラマ化された作品と、文章で書かれた本とは、うける印象がかなり違ってくる。 作品によって、また視たり読んだりする人によって、映 […]
2017年10月19日 / 最終更新日時 : 2022年9月28日 nekohon 猫の小説(日本) 『小説版:ネコナデ』 猫が、男のかたくなな心を溶かしていく。 『ネコナデ』劇場版の脚本を私が最初に書いたのが、2007年春。 それから一年。『ネコナデ』は映画はおろか、ドラマシリーズとなり、更にコミックになり、ここに小説化された […]
2017年10月19日 / 最終更新日時 : 2022年9月28日 nekohon 猫ミステリー、推理小説(日本) 横溝正史『音羽の猫』 明快解決で胸がすっきり。 最近は妙に嫌なニュースばかりあるような気がしていたところへ、とんでもない作家が現れた。 横溝正史氏のことではない。 1996年に直木賞を受賞した某女流ホラー作家のことである。 この […]
2017年10月18日 / 最終更新日時 : 2022年10月4日 nekohon 猫ミステリー、推理小説(日本) 鮎川哲也・編『猫のミステリー』 猫が出てくる日本の短編ミステリー集。 いずれも短編。猫が大活躍して、という話は、残念ながらひとつもないのだが、どの話にも一応猫は出てくる。 1986年発行『猫のミステリー傑作選』改題。 「檸檬(レモン)色の猫がのぞいた」 […]
2017年10月15日 / 最終更新日時 : 2022年9月28日 nekohon 猫ミステリー、推理小説(日本) 柴田よしき『猫は毒殺に関与しない』 「猫探偵正太郎の冒険」シリーズ最新刊♪ 待ってました、正太郎くん♥ しかも、収録されている3作品のうち、最後の作品は文庫書下ろしオリジナルです。 今回の作品群では、正太郎は、殺人犯逮捕に力を貸したりはしませ […]
2017年10月15日 / 最終更新日時 : 2022年9月28日 nekohon 猫ミステリー、推理小説(日本) 柴田よしき『猫は引っ越しで顔あらう』 探偵正太郎の冒険4 正太郎と天ぷらそばの冒険 正太郎とひとみは、住み慣れた琵琶湖湖畔のマンションから、東京へ引っ越すことになった。ひとみの恋人が東京の大学勤務になったので、それを追いかけた形だ。なのに、なぜか恋人とは同居 […]
2017年10月15日 / 最終更新日時 : 2017年10月15日 nekohon 猫ミステリー、推理小説(日本) 柴田よしき『猫はこたつで丸くなる』 猫探偵正太郎の冒険3 これも短編集。 今までで一番良かったかも。 全体的にすごく自然なのだ。プロの作家さんに対しこんな言葉は失礼かもしれないが、肩の力が抜けて、正太郎達がより自然体になり、ストーリーにも無理 […]
2017年10月15日 / 最終更新日時 : 2022年9月28日 nekohon 猫ミステリー、推理小説(日本) 柴田よしき『猫は聖夜に推理する』 猫探偵正太郎の冒険2 これも短編集。 「冒険1」よりも、正太郎が可愛く描いてあるような気がする。 と思ったら、イラストレーターの前田マリ氏も 「前回の表紙の正太郎はシブーく描いた。・・・(省略)・・・今回は […]
2017年10月15日 / 最終更新日時 : 2022年9月28日 nekohon 猫ミステリー、推理小説(日本) 柴田よしき『猫は密室でジャンプする』 猫探偵正太郎の冒険1 シリーズ3作目、今までの中で一番面白かった。 短編集だが、猫の視点から見た話と、人間の視点から見た話との両方があって、それぞれ作風が全然違う。 ストーリーも、より本格的なミステリーにな […]
2017年10月15日 / 最終更新日時 : 2022年9月28日 nekohon 猫ミステリー、推理小説(日本) 柴田よしき『消える密室の殺人』 猫探偵正太郎上京。 殺人はどーでもいいけど(?)、殺猫はゆるせにゃい! しかも、正太郎と友達になったばかりのアビシニアンが殺されたとあれば。 事件がおこったのは、題名通りの密室内。 正太郎をはじめ、多数のニ […]
2017年10月15日 / 最終更新日時 : 2022年9月28日 nekohon 猫ミステリー、推理小説(日本) 柴田よしき『ゆきの山荘の惨劇』 猫探偵正太郎登場。 ミステリーに好まれる設定に、密室というものがある。 文字通り、ある部屋が密室という場合は勿論、孤島だったり、走っている電車の中だったり、・・・ また、この話のように、雪に閉じこめられた山 […]
2017年10月13日 / 最終更新日時 : 2022年9月28日 nekohon 猫の小説(日本) 一条理希『ねこだらけ物語』 コミカルな中にも悲しさ。 15年前、「災厄」が起きた。 その「災厄」で地上の生き物の多くが死に、さらに、60億いた人間のほとんどが死んだ。生き残ったのはわずか2,3億。 幸い、海の中は無事だった。 地上の作物が採れなくな […]
2017年10月7日 / 最終更新日時 : 2022年9月28日 nekohon 猫の小説(日本) 芥川龍之介『お富の貞操』 お富の選択は? ごく短い短編だ。 しかし、猫がきちりと描かれている。 龍之介の文章はうますぎて、ストーリーが勝手に流れていってしまうような感があるが、それが有る所でカタンと止まる。 ハッと息を飲んでしまうの […]
2017年10月7日 / 最終更新日時 : 2022年9月28日 nekohon 猫の小説(日本) 夏目漱石『吾輩は猫である』 日本で最も有名な猫。 これを猫本の筆頭にあげるとはなんと安直な、との誹りを受けるかもしれん。しかし、我が日本において猫の本といえば、やはり第一にあげられるべき名著であることには間違いないのだからやむをえない […]
2017年10月6日 / 最終更新日時 : 2022年9月28日 nekohon 猫の小説(日本) 谷崎潤一郎『猫と庄造と二人のおんな』 純文学の最高峰。猫と男と女たちの三角関係。 谷崎潤一郎といえば猫好きで有名な文豪だ。この作品はそんな文豪の猫本の珠玉であると同時に、ネコを猫として描いた(つまり擬人化せずに)日本文学の最高峰の一つだと思う。 […]
2017年8月21日 / 最終更新日時 : 2022年9月27日 nekohon 猫ミステリー、推理小説(日本) 赤川次郎『三毛猫ホームズの証言台』 仕事を失ったシンママは、子供たちを食べさせるために、・・・。 何でもする覚悟だった。 道徳だの法律だのは、子供たちの空っぽの胃を満たしてから考えること。 今、一番大事なことは、子供たちに食べさせること。 そ […]
2017年8月20日 / 最終更新日時 : 2022年9月27日 nekohon 猫ミステリー、推理小説(日本) 赤川次郎『三毛猫ホームズの回り舞台』 三毛猫ホームズシリーズ、記念すべき50冊目。 にゃんと、三毛猫ホームズ、この作品で50冊目です。 すごいですね~!! さすが猫!いえ、赤川次郎氏! あ゛あ゛あ゛~~~ で、で、で、でも! カッパノベルス。 […]
2017年8月19日 / 最終更新日時 : 2022年9月27日 nekohon 猫ミステリー、推理小説(日本) 赤川次郎『三毛猫ホームズの闇将軍』 ゴミ袋に一億円!?そして、唐突と思える犯行の後、自殺する犯人たち? 自宅アパート前に置かれたゴミ袋。 ゴミ出し日は明日なのに、私が捨てたと誤解されるじゃないの! 彼女は仕方なく、部屋に持ち帰り、明日あらため […]
2017年8月18日 / 最終更新日時 : 2022年9月27日 nekohon 猫ミステリー、推理小説(日本) 赤川次郎『三毛猫ホームズの夢紀行』 4年間引きこもりの男性。その母親が殺されて。 まだ若い男だったが、ずっと引きこもり。トイレとお風呂以外、部屋から一歩も出ない生活。 男の世話は、何もかも、母親が担っていた。 その母親が、家の中で何者かに殺さ […]
2017年8月17日 / 最終更新日時 : 2022年9月27日 nekohon 猫ミステリー、推理小説(日本) 赤川次郎『三毛猫ホームズは階段を上がる』 姑による壮絶な嫁虐め、マザコン夫も100%姑の味方。 さびれた商店街で、老いた店主が殺された。 小さな金物屋。どうみてもお金なんかありそうにない、古びた店構え。 なぜ強盗は、こんな店の老人なんかを狙ったのか […]
2017年8月16日 / 最終更新日時 : 2022年9月27日 nekohon 猫ミステリー、推理小説(日本) 赤川次郎『三毛猫ホームズの用心棒』 短編集。今回の登場人物たちは、女子高飛び込み選手、女子高校生、女流ピアニスト、女性弁護士、女性編集者、他と、女性ばかり(笑)・・・ そして、お馴染み。 片山義太郎、29歳、警視庁捜査一課の刑事。 妹晴美、2 […]
2017年8月15日 / 最終更新日時 : 2022年9月27日 nekohon 猫ミステリー、推理小説(日本) 赤川次郎『三毛猫ホームズの十字路』 晴美が失明!?。 爆弾事件に巻き込まれた晴美。 命に別状はなかったけれど、強い閃光を真正面からあびて、目が見えなくなってしまった。 おそらく失明は一時的、と診断されて、病院暮らし。 一方で。 元刑事の男。 […]
2017年8月14日 / 最終更新日時 : 2022年9月27日 nekohon 猫ミステリー、推理小説(日本) 赤川次郎『三毛猫ホームズの茶話会(さわかい)』 資産家の身勝手に振り回される人々。 ある財閥の会長が事故死し、その後を継いだ妻も、なぜかわずか1か月後に自殺。 遺言により、一人娘が会長の座を引き継ぐことに。 その娘はまだ25歳、しかも事情でずっと別居、当 […]