2021年5月21日 / 最終更新日時 : 2022年10月7日 nekohon 猫の小説(日本) 西加奈子『しずく』 ※著作権法に配慮し、本の中見の画像はあえてボカシをいれております。ご了承ください。 . Amazon.co.jp 楽天市場 Yahoo! Shopping 紀伊国屋書店
2020年9月2日 / 最終更新日時 : 2020年11月10日 nekohon 野生動物(日本) 井伏鱒二『山椒魚』 不朽の名作『山椒魚』。 新潮文庫の『山椒魚』には、井伏鱒二の短編が12編収められています。以下、動物関連のものをピックアップ。 『山椒魚』 山椒魚は悲しんだ。 彼は彼の棲家(すみか)である岩屋から外に出てみ […]
2019年3月8日 / 最終更新日時 : 2022年10月7日 nekohon 猫の小説(日本) 吉行淳之介編『ネコ・ロマンチスム』 猫だらけの短編集。 『愛撫』梶井基次郎 こちらのレビューをご覧ください。 『恋人同士』倉橋由美子 登場ニャン物=ミカ、ヤンニ 倉橋由美子といえば、カフカ、カミュ、サルトル、安部公房を連想する。シュール・リア […]
2019年1月9日 / 最終更新日時 : 2022年10月7日 nekohon 猫の児童文学・童話 アリグザンダー『猫ねこネコの物語』 童話集。 ネコの町長 登場ニャン物=ペスキャットー 王国の果てにある小さな町に、地方局の長官がやってくる!町民は大騒ぎ。そんな奴がやってきたら、もう二度とこれまでのようなのんびりした暮らしはできないぞ! 猫 […]
2018年9月13日 / 最終更新日時 : 2022年10月7日 nekohon 猫の小説(日本) 内田春菊『ときどき軽い』『黒い仔猫』 短編集『あたしのこと覚えてる?』収録。 どちらも『あたしのこと覚えてる?』(新潮文庫)に収録されている短編。 内田春菊さんの本というのはこれが初めてです。 知らずに買いました。 表紙の猫の絵に惹かれて。 で […]
2018年9月13日 / 最終更新日時 : 2022年10月7日 nekohon 猫の小説(日本) 柴田よしき『どろぼう猫』 短編集『猫と魚、あたしと恋』に収録されている短篇。 ある日、‘あたし’は子猫を拾った。 それとほぼ同じ時期に、同級生と再会する。 その同級生は、昔はひどく冴えない女だったのだが、10年ぶりにあってみると、驚 […]
2018年8月9日 / 最終更新日時 : 2022年10月5日 nekohon 小説(猫番外編) 泉鏡花『日本橋』 紅燈の巷の、女たちの愛・・・。 一昔前の東京は日本橋界隈、芸者達がまだ数多くいたころ、そこにひっそり花開く女達の、恵まれぬまでもりんとした暮らしぶり、己の信じる愛を貫き通す、悲しいほどに強く清い精神の有り様 […]
2018年7月31日 / 最終更新日時 : 2022年10月5日 nekohon 猫の小説(海外) ロダーリ『猫とともに去りぬ』 イタリアを代表する児童文学作家による短編集。。 表題の「猫とともに去りぬ」は、15ページの短編。 「アントニオ氏は、昔でこそ駅長を務めたものの、いまでは退職、年金生活を送っている。」 ところが家族は誰もアン […]
2018年7月15日 / 最終更新日時 : 2022年10月5日 nekohon 恐竜、古代生物 ブラッドベリ『恐竜物語』 バタフライ効果とは? 「バタフライ効果」という言葉を初めて聞いたとき、私はとっさに、その語源というか由来はブラッドベリのあの短編だと思った。そしてその後何年もそう思いこんで疑わずにいた・・・つい数日前まで。 […]
2018年7月15日 / 最終更新日時 : 2022年10月5日 nekohon 猫の小説(海外) 『ブラックウッド傑作選』 夏の夜におすすめな恐怖小説集。 ブラックウッド(1869-1951)は、イギリスの小説家。ドイツの寄宿学校で学んだり、カナダに渡って牧場を営んだり、アラスカのゴールドラッシュに加わったり等々、波乱に満ちた生 […]
2018年7月11日 / 最終更新日時 : 2022年10月5日 nekohon 猫の小説(日本) 藤田宜永『左腕の猫』 猫に絡んだ短篇ばかり。 いずれも、熟年~初老の男が主人公で、そこに女がからんでくる。そして猫が通り過ぎる。猫は主格ではないが、どの作品でもピリリと効いたアクセントとなっている。そして、どの作品でも、人より猫 […]
2018年7月5日 / 最終更新日時 : 2022年10月5日 nekohon 猫の小説(日本) 戸川幸夫『オホーツク老人』 戸川幸夫動物文学セレクション4。 戸川幸夫氏の作品はどれも面白い。 中でも表題の『オホーツク老人』はインパクトの強い小説だ。 こういうものを読むと、圧倒されて、しばらく呆然としてしまう。 発表されたのは、今 […]
2018年7月5日 / 最終更新日時 : 2022年10月5日 nekohon 小説(野生ネコ科) 戸川幸夫『虎は語らず』 戸川幸夫動物文学セレクション2。 戸川幸夫の描く動物は、どれもかっこいい。 厳しすぎる大自然の掟に逆らうことなく、自分の運命を超然と受け止めながら、決して諦めず悲観もせず、知恵を振り絞り力を振り絞って、堂々 […]
2018年6月8日 / 最終更新日時 : 2022年10月4日 nekohon 猫の小説(日本) 木内昇『茗荷谷の猫』 東京は下町で暮らすひとびと。 1篇ずつ独立していながら、全体としてゆるいつながりを持った短編集。 短編の舞台は、時代は江戸末期から昭和初期にかけて、場所は東京の各地である。 登場人物たちは其々の人生を生きな […]
2018年6月8日 / 最終更新日時 : 2022年10月4日 nekohon 恐竜、古代生物 梶尾真治『恐竜ラウレンティスの幻視』 軽いタッチのSF短編集。 収容されている短編は8篇。 そのうち、恐竜が出てくるのは、タイトルにもなっている「恐竜ラウレンティスの幻視」だけである。 ラウレンティスは、ディノニクスという種の恐竜だった。 ディ […]
2018年3月23日 / 最終更新日時 : 2022年10月4日 nekohon 猫の小説(日本) クラフト・エヴィング商會プレゼンツ『猫』 井伏鱒二、大佛次郎、谷崎潤一郎、他。11人の作家たち。 一昔前の、まだ猫たちが自由に外を闊歩し、人と猫の関係がおおらかだった頃の作品を集めた短編集。 まだ私は生まれていなかった頃の話も多いのに、なぜかどれも […]
2017年12月30日 / 最終更新日時 : 2022年10月2日 nekohon 猫ミステリー、推理小説(日本) 日下圭介『証人は猫』 テレビでは「女動物医事件簿」という名前で映像化されたシリーズの2作目。 27歳の美人獣医、栃尾彩子が、動物たちを診察しながら謎を解く。 動物たちが何を見たのか。 動物たちの身に何が起こったのか。 トリマーで […]
2017年12月30日 / 最終更新日時 : 2022年10月2日 nekohon 猫ミステリー、推理小説(日本) 日下圭介『猫が嗤った』 テレビでは「女動物医事件簿」という名前で映像化されたシリーズ。 探偵役を務めるのは、美人獣医の栃尾彩子、27歳。テレビでは山口智子さんが演じていました。 この獣医、とにかく好奇心が強くて、事件と聞けば無理に […]
2017年12月3日 / 最終更新日時 : 2022年10月1日 nekohon 猫の小説(日本) 藤堂志津子『秋の猫』 30代、独身、女。。。 私が持っているのは単行本だが、最近文庫本でも発売された。 文庫の方が持ちやすいし場所もとらないので好きだ。 もう少し買うのを待っていれば良かった・・・ とまあ、そんな話はおいといて。 […]
2017年11月30日 / 最終更新日時 : 2022年10月1日 nekohon 猫の小説(日本) 東雅夫:編『猫路地』 20人の作家たちによる猫短篇集。 猫が登場する小説を集めたもの。 いずれも数ページ程度の、ごく短い作品です。 猫好きには楽しい、夢のひとときをどうぞ。 『猫火花』 加門七海 実に発想が楽しい。こういう話、好 […]
2017年11月2日 / 最終更新日時 : 2022年9月30日 nekohon 猫ミステリー、推理小説(日本) 若竹七海『ポリス猫DCの事件簿』 猫島には、一人のお巡りさんと、1匹のポリス猫がいた。 舞台は、神奈川県葉崎市猫島。 神奈川県の盲腸とよばれるひょろっとした葉崎半島の西に位置する小島で、潮が引くと砂州ができて陸続きになる。 正式名称は「砂渡 […]
2017年11月1日 / 最終更新日時 : 2022年9月30日 nekohon 猫の小説(日本) 大佛次郎の猫短篇と猫童話四編 『白猫』 第二次世界大戦の最中の話。 一人家を守って残っていた哲太は、焼け出されたらしい見知らぬ少女を家に招き入れ、一晩泊まらせる。 少女はまた、哲太の知らない間に、飼い主とはぐれたらしい白猫をその家に入れる。 悲惨な状 […]
2017年10月30日 / 最終更新日時 : 2022年10月4日 nekohon 猫の小説(日本) 『たまたま・ネコ』 21人の作家による23の猫短編集。 小説とエッセイです。 短編をそのまま掲載したもの(『愛撫』など)、中・長編の一部を抜粋して掲載したもの(『ねこに未来はない』など)があります。 抜粋しているものの中には、 […]
2017年10月30日 / 最終更新日時 : 2022年9月30日 nekohon 猫の小説(日本) 梶井基次郎『交尾』 「檸檬」収録の短編。 全部でわずか文庫本13ページの短編、それがさらに「その一」「その二」に分かれていて、猫が出てくるのは「その一」の方、7ページ分である。 主人公は、半ば朽ちかけた物干し場に立っている。こ […]
2017年10月30日 / 最終更新日時 : 2022年9月30日 nekohon 猫の小説(日本) 梶井基次郎『愛撫』 「檸檬」収録の短編。 わずか数ページの短編。 梶井基次郎といえば、まず思い浮かべるのが「檸檬(れもん)」。ごく短い作品で、内容はといえば何のこともない、ひとりの男が本屋の店頭に檸檬を置いたというだけのことで […]