2018年1月13日 / 最終更新日時 : 2022年10月2日 nekohon 猫ミステリー、推理小説(日本) 森村誠一『黒い神座(みくら)』 犬派と猫派の争いが・・・ 最初は犬派と猫派の争いからストーリーがはじまる。 犬派代表は勝野夫人。夫の勝野氏は地方新聞の記者である。 猫派代表は独身男性の深田。猫を溺愛し、自分でも4匹飼っている他、野良猫に餌 […]
2018年1月13日 / 最終更新日時 : 2022年10月2日 nekohon 猫ミステリー、推理小説(日本) 森村誠一『猫の自殺』 「非道人別帳五 紅毛天狗」収録。 「非道人別帳シリーズ」は第8巻まで出版されているようだが、この「猫の自殺」は第五巻に収容されている短編のひとつ。 頃は江戸時代。 ひとりの日雇い人足が突然死んだ。毒を食べた […]
2018年1月11日 / 最終更新日時 : 2022年10月2日 nekohon 猫の小説(日本) 笙野頼子『東京妖怪浮遊』 なんとも独特な雰囲気の小説。 東京に出てきて自由業の一人暮らし、女も40になると「妖怪」に変化してしまうそうな。 主人公は単身妖怪ヨソメ。売れない作家。 ヨソメの同居家族は一見普通の猫・ドラ。でもこの猫、実 […]
2018年1月11日 / 最終更新日時 : 2022年10月2日 nekohon 猫エッセイ(日本) 松村紀代子『猫の本棚』 歴史上・文学上の人物たちと、愛猫たち。 飼い主を大金持ちに出世させた猫、化け猫の正体、黙阿弥の猫、長船旅をした猫。 簡単な猫歴史、俳句に詠まれた猫、有名な源氏物語の猫。大ヒットミュージカルの原作となった詩集 […]
2018年1月7日 / 最終更新日時 : 2022年10月2日 nekohon 猫エッセイ(日本) 稲葉真弓『ミーのいない朝』 猫とふたりで暮らした日々・・・。 一生をちぎりあったはずのご主人と別れても、ミーとは別れなかった“私”。 ぴったりと寄り添うようにして過ごした20年間。 ミー、さようなら。20年間ありがとう。父が死んだとき […]
2018年1月7日 / 最終更新日時 : 2022年10月2日 nekohon 猫の小説(日本) 井上ひさし『ドン松五郎の生活』 夏目漱石の名著『吾輩は猫である』の犬版?。 本はこうはじまる。 なんでも人間属の世界には、夏目漱石という大へんな文豪がいて、彼には『吾輩は猫である』なる表題の、戯文調の小説があるそうだ。戯文仕立てとはいえ、 […]
2018年1月7日 / 最終更新日時 : 2022年10月2日 nekohon 猫の小説(日本) 井上ひさし『百年戦争』(上・下) 銀座が、それどろか世界中が、小学生を送り込んでの動物戦争!? 井上ひさし氏の作品は好きで結構読んでいる。大好きな作家の一人だ。 「百年戦争」は井上氏の新聞小説である。 1977~8年に毎日新聞の夕刊に掲載さ […]
2018年1月7日 / 最終更新日時 : 2022年10月2日 nekohon 猫ミステリー、推理小説(日本) 桂木祥『そぞろ迷図』猫眼夜話 『猫眼夜話』シリーズ第2話。 『猫眼夜話』シリーズ第2話だが、第1話はまだ読んでいない。 そのため、最初は登場人物のつながりがよく分からない部分もあったけれど、漫画チックな娯楽オカルトミステリーだから、別に […]
2018年1月7日 / 最終更新日時 : 2022年10月2日 nekohon 猫ミステリー、推理小説(日本) 風野真知雄『妖談うしろ猫』 『耳袋秘帖』。 主人公格は二人。 椀田豪蔵(わんだごうぞう)は、南町奉行所の同心。名前の通り、ワンワンと吠えそうな(?)豪快な力自慢の巨漢。 一方、宮尾玄四郎(みやおげんしろう)は、根岸備前守の家臣。美男子 […]
2018年1月3日 / 最終更新日時 : 2022年10月2日 nekohon 猫の小説(日本) 芦川淳一『猫の匂いのする侍』 『おいらか俊作江戸綴り』シリーズ。 「猫の匂いのする侍」は、『おいらか俊作江戸綴りシリーズ』の中の一編。 俊作は数えで二十一歳、見るからに育ちの良さそうな若侍である。思いも寄らぬ事件の濡れ衣で、突然藩を放逐 […]
2018年1月3日 / 最終更新日時 : 2022年10月2日 nekohon 猫エッセイ(日本) 麻生圭子『ネコが元気をつれてくる。』 『今、私は十のうち、七くらいの力で生きています』。 私、30代、独身、実はバツイチ。リストカット常習犯。 ポルク、ヒマラヤンの女の子。ブリーダーの家で生まれペットショップに卸された。つまり幼少時代に人の温か […]
2018年1月3日 / 最終更新日時 : 2022年10月2日 nekohon 猫エッセイ(日本) 阿部昭『猫に名前をつけすぎると』 阿部昭氏の猫エッセイ集。 この本の中で著者は、梶井基次郎の『愛撫』を繰り返し絶賛する。 長い作家生活の中であちこちに書いた猫エッセイを集めた本だから、一部内容的に重複があるのは仕方のないことだとは思う。 ま […]
2017年12月31日 / 最終更新日時 : 2022年10月2日 nekohon 猫エッセイ(日本) ヒロコ・ムトー『野良猫ムーチョ』 副題『心に吹く風』。 私が保護した子猫たちの里親募集をしたときに連絡を下さったのがちびたさんでした。 とても心惹かれる里親さん候補でしたが、少し住居が遠すぎるので、結局子猫は他の方に決まりました。 その件だ […]
2017年12月30日 / 最終更新日時 : 2022年10月2日 nekohon 猫ミステリー、推理小説(日本) 日下圭介『証人は猫』 テレビでは「女動物医事件簿」という名前で映像化されたシリーズの2作目。 27歳の美人獣医、栃尾彩子が、動物たちを診察しながら謎を解く。 動物たちが何を見たのか。 動物たちの身に何が起こったのか。 トリマーで […]
2017年12月30日 / 最終更新日時 : 2022年10月2日 nekohon 猫ミステリー、推理小説(日本) 日下圭介『猫が嗤った』 テレビでは「女動物医事件簿」という名前で映像化されたシリーズ。 探偵役を務めるのは、美人獣医の栃尾彩子、27歳。テレビでは山口智子さんが演じていました。 この獣医、とにかく好奇心が強くて、事件と聞けば無理に […]
2017年12月28日 / 最終更新日時 : 2022年10月2日 nekohon 猫の小説(日本) 菊池秀行『ニャンコ、戦争へ』 絵:平松尚樹(ひらまつ ひさき)。衝撃の寓話的絵本。 菊池秀行氏は、エロスとバイオレンスの作家だそうだ。 ホラー映画にも詳しく、また大変な銃器マニアとして知られているそうな。 ・・・となれば、私の嗜好とは程 […]
2017年12月24日 / 最終更新日時 : 2022年10月2日 nekohon 詩歌・短歌・川柳 森久紗『犬、ネコたちを捨てないで』 縁があったの 救わねば ならぬ。 縁があったの 救わねば ならぬ 徹夜だ 徹夜だ 天に祈って 村の 廃家に檻を置く page 12 この本は自由詩集です。 短歌に近い形ですが、五七五七七の字数にこだわって […]
2017年12月24日 / 最終更新日時 : 2022年10月2日 nekohon 猫の小説(日本) 沼田まほかる『猫鳴り』 猫三部作。 第一部は、かなりつらい部分がある。 猫サイト歴が長いと、つい、捨てられた子猫がいたら保護するのが当然と思ってしまいがちだが、世間一般の常識はまだそうではないのだろう。むしろこの本の登場人物のような考え方の方が […]
2017年12月11日 / 最終更新日時 : 2022年10月2日 nekohon 詩歌・短歌・川柳 『どうぞよろしくお願いします』 短歌と猫写真がコラボ。 すべて「どうぞよろしくお願いします」で終わっている短歌集。 写真は八二一さんで、つまり、猫だらけ。 犬もちらほら。 歌そのものは、猫短歌より、猫以外短歌の方がずっと多いのですが。 中から一首をどう […]
2017年12月11日 / 最終更新日時 : 2022年10月2日 nekohon 猫の小説(日本) 山川とおる『エリザベス』 副題:『現代版「吾輩は猫である」』。 特に筋のない小説・・・猫の目を通してバブル経済に毒された現代日本の世相を風刺的に観察したもので、ヘアー・ヌードやストリップのような猥褻な話題を主に扱ってみた 作者まえが […]
2017年12月11日 / 最終更新日時 : 2022年10月2日 nekohon 猫エッセイ(海外) アニー・デュペレ『運命の猫』 猫が、記憶喪失の少女を救う。 8歳の時に両親を中毒で一度に亡くし、妹とは別の家に引取られ、それまでの記憶を無くしてしまった少女時代。 その記憶が、猫達をたどるように思い出すことによって、徐除によみがえる・・ […]
2017年12月9日 / 最終更新日時 : 2022年10月1日 nekohon 猫エッセイ(海外) バロウズ『内なるネコ』 波乱万丈な人生を送った男にとって、猫とは。 この本は、W.バロウズ氏の作品を色々読んでいる人が読むべき本ではないかと思う。私は残念ながら氏の著作を他にひとつも読んでいない。なので多分全然理解できていない。き […]
2017年12月9日 / 最終更新日時 : 2022年10月1日 nekohon 猫の小説(日本) 吉行理恵『小さな貴婦人』 思い出すのは、ある色の猫のことばかり。 チャコールグレーの猫をめぐる女達の話。 その猫は、もういない。 老詩人の猫は33年も前に死んだ。作家の猫も死んだ。郵便局職員の猫は行方不明になった。 しかし今でも、3 […]
2017年12月7日 / 最終更新日時 : 2022年10月1日 nekohon 猫の小説(日本) 宇江佐真理『深川にゃんにゃん横丁』 人情あふれる下町に住む猫たちと人間たち。 江戸時代。 深川にある、人一人がようやく通れるような、ある狭い小路は、猫の取り道にもなっていて、必ず一匹や二匹の猫を見かける。 その町の住民達にも猫好きが多く、路上 […]
2017年12月5日 / 最終更新日時 : 2022年10月1日 nekohon 猫の小説(海外) ハウイー『恋人はタキシードを着たネコ』 雪深い山荘で、猫たちだけを相手に。 “私”は離婚し、雪の中の山荘へと旅立つ。 2匹の猫たちだけを連れて。 雪に閉ざされた小屋で、ネコのヴィニーは人語を語り出す。 さらにシロクマのサイモンも加わって、不思議な […]